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特集 > エアーブラシ塗装 > ゴムパッキン(Oリング)を交換
ハンドピースのゴムパッキン(Oリング)交換方法
ハンドピースの分解、ニードルパッキン(Oリング)の交換方法です。
塗料がハンドピース内に漏れないよう、ゴムパッキンが入ってるのですが、このパッキンが劣化してくると、ニードルの動きが悪くなってきたり、ハンドピース内に塗料が滲み出て来たりします。
ニードルの動きに鈍さを感じ、清掃しても直らないようなら、ニードルパッキンを交換してみると良いかもしれません。
交換ですけど、パッキンだけをカスタマーサービスで部品請求できれば、自分で交換できるかも知れないですけど、出来なければメーカーに送って交換してもらう他無いと思います。
とりあえず、手元にあるクレオスの「プロコンBOY WA」と、タミヤの「ベーシックエアブラシ」の2つは交換可能でしたので、パッキン交換方法を紹介してみたいと思います。
プロコンBOY WA ダブルアクションタイプ 口径0.3mm
最初は「プロコンBOY WA 0.3mm」のパッキン(Oリング)交換です。
この「プロコンBOY WA」は、アフターサービスでパッキンだけを200円で購入出来ます。
まずは、ハンドピースを分解していきます。
説明書にも分解図が載ってますけど、どの部品がどこに付くのか、バラした順に置いておくと、組み立てる時に迷わないと思います。
分解したハンドピースを後ろから見ると、内部にイモネジが見えるので、このネジをマイナスドライバーで外していきましょう。
マイナスドライバーは、先端部分の幅が3mmの物が丁度良いサイズでした。
写真左は取り外したネジ。ネジを取り外すと、今度はパッキンが見えてきました。このパッキンを新品に交換していきましょう。
パッキンは固着してなかなか外れなかったので、0.2mmピアノ線の先端を折り曲げて、引っ掛けて取り外してみました。
写真左の左側が古いパッキン、右側が新品のパッキンです。
古いパッキンの方も、写真で見る限りはまだ特にこれといって問題はなさそうな感じですね。
でも、外したついでに交換しておくことにします。
古いパッキンの一部がヒビ割れたみたいになってますけど、たぶんピアノ線を引っ掛けて外した時に出来た傷なんじゃないかと思います。
パッキンを外して、せっかくなので綿棒等にシンナーをつけて奥を掃除しておきました。
次は、新品のパッキンをはめていきます。
ニードルの後ろ側にパッキンをはめて、それをハンドピース後方から通していき、そのまま前方へ引き抜きます。
その後はネジをドライバーで締めていきますが、ドライバーを立ててネジを乗せ、そのままハンドピースを立てて締めていくと、やりやすいかなと思います。
この時、ネジをあまり強く締めると、パッキンが締め付けられてニードルが通らなくなりますので、ニードルを試しに通してみながら適度に締めていきます。
あとは、元通り組み立てて完成です!
パッキン交換後は、ニードルを引いたときの渋さがなくなり、非常にスムーズに、滑らかに動くようになりました。
塗料を入れない状態でニードルを後ろに引くと、ニードルがゴムと擦れてるような、反応が鈍い感覚があったのが一切なくなってます。
ニードルの動きに鈍さを感じたりした場合、パッキン交換で出来そうな物は、交換にチャレンジしてみる価値はあるかもしれないです。
タミヤ HGエアーブラシは・・?
タミヤのHGエアーブラシはパッキンの部品請求が出来ないので(説明書の部品請求には記載が無いです)、調子が悪くなったらカスタマーサービスに送って、修理してもらう他ないと思います。
一応、分解してみましたけど、イモネジを外すところまではプロコンBOYとほぼ一緒でした。
ただ、どうしてもパッキンを取り外す事が出来ません。
どうもパッキンの内径がニードル径よりも大きいような気がするんですけど・・、気のせいでしょうか。
修理に出すといくらかかるのか・・?出したこと無いので、ちょっとわかりませんけど、自分で交換するより高くつくのは間違いないと思います。
タミヤ ベーシックエアーブラシ 口径0.3mm
次はタミヤのベーシックエアーブラシのパッキン交換ですが、こちらは誰でも簡単に交換できるようになってます。
このタミヤのベーシックエアブラシは、元々「ベーシックコンプレッサーセット」に付属のハンドピースですが、単体での購入も可能です。
パッキン交換の手順ですが、このベーシックエアーブラシは分解、交換が非常に簡単です。
まずは、本体を分解します。先端のノズルも外してますけど、パッキン交換ではノズルは外さなくても大丈夫です。
分解したら、金属部品の後ろについてる2本のネジを緩めて、赤いプラスチック部品を外していきます。
そうすると、赤いプラスチックキャップの裏側にパッキンが見えますので、これを交換してやればOKです。
パッキンとネジ2本、赤いプラスチックキャップがセットで、「ニードルガイドセット」として270円で部品請求可能です。
そしてこのパッキン、穴が2つありますが、1つはニードル用でもう1つはエアー供給用になってます。
穴の大きさは2つとも同じですので、ニードル側が痛んできたら、エアー供給側と入れ替えてやってもOKだと思います。
エアー側は多少痛んでても問題なさそうな感じですから。
パッキン交換は、穴が2つともダメになってからで良いように思います。
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