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デカールを曲面に馴染ませて貼る

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デカールを貼る箇所で、最も難しいのが立体曲面に貼るケースではないでしょうか。

デカールをそのまま曲面に貼っても馴染んでくれないので、軟化剤や蒸しタオルで軟化させてやる必要があります。

ただ、これがシワになったり、破れたり、軟化させすぎてデカールが溶けたりと、なかなか難しいんですよね。。

このページでは、デカールを曲面に馴染ませて貼るポイント等を紹介してみたいと思います。



■ 蒸しタオルを使って馴染ませる

デカールを軟化させるには、デカール軟化剤を使うか、蒸しタオルで押さえる(熱を加える)と、柔らかくすることが出来ますが、まずば蒸しタオルを使って軟化させてみます。

蒸しタオルは軟化剤のようにデカールを溶かしてダメにしてしまう可能性が殆ど無いので、安全に馴染ませることが出来るのがメリット。

ただ、蒸しタオルは立体曲面へ馴染ませる場合はイマイチ上手くいきにくい感じがするので、単純な曲面や凹凸部、大判デカール等への使用に向いてるように思います。



凹凸のある部分にデカールを貼ってみましたが、デカールが硬めなのもあって馴染んでくれません。そこで、蒸しタオルを当てて軟化させ、密着させてみます。

蒸しタオルは水で濡らしたタオルを絞り、電子レンジで「手に持ったときに火傷しない程度」の温度に温めて作ってます。



デカールの位置を決めたら、蒸しタオルをしばらく(十数秒程度)デカールに当てて軟化させ、綿棒を回転させながら密着させていきましょう。

一度で軟化出来ない場合は、再度タオルを温めて繰り返し当てていきます。硬いデカールは、湿らせたティッシュをデカールの上に置いてドライヤーで温めるという手もあります。



■ 立体曲面へ馴染ませて貼る

デカール貼りで一番難しいのが、この立体曲面へ貼るケース。
個人的には、立体曲面へ貼る場合は蒸しタオルよりも軟化剤を使った方がやりやすいように思います。

コツはカルトグラフ製以外のデカール(特に薄くて伸びの悪いタミヤのデカール)には、最初に「リキッドデカールフィルム」を塗って強度を上げておくことがポイント。

マークソフターを使って馴染ませるので、薄いデカールはすぐに溶けて使い物にならなくなってしまいますから。

あとは、マークソフターで軟化させながら、落ち着いてシワを伸ばすように綿棒で密着させていく、というのが立体曲面へ貼るコツだと思います。



写真のような立体曲面を含む部分にデカールを貼ると、曲面部分が浮き上がって馴染んでくれないので・・



デカールが浮き上がってる周辺に「Mr.マークソフター」を流し込み、しばらく放置してからシワを全体で吸収するように、綿棒で伸ばしながら貼っていきます。

写真のデカールはカルトグラフ製で伸びもよく、破れにくく扱いやすかったのでキレイに貼れましたけど、立体曲面にキレイに貼れるかどうかは曲面の具合や、デカールの品質によって大きく変わって来ると思います。

破れやすく、伸びないデカールは、ちょっとのシワでも取ることが難しいですから。。


●デカールに切り込みを入れると・・?


写真のデカールは伸びが悪く、僅かなシワでも取れなかったので切り込みを入れてみましたけど、少しですけど切り込みを入れた部分が分かってしまいますね(矢印部分)。

ただ、塗装面も多少切ってしまってると思うので、貼る前にあらかじめデカールに切り込みを入れておけば、もう少し目立たなくなるかもしれないです。



デカールをカスタマーサービスで取り寄せ、今度はリキッドデカールフィルムを塗ってからマークソフターを使い、シワを伸ばすように慎重に貼りましたが、これはキレイに貼れました。

薄くて伸びないデカールを曲面に貼る場合は、リキッドデカールフィルムを塗っておくとかなり改善出来ますけど、それでも無理な場合はある程度シワがよるのはしょうがないかもしれません。



■ カーボンデカールを曲面へ貼る

カーボンデカールは、デカールに切り込みを入れて貼ってもあまり目立たないので、複雑な立体曲面でも意外とキレイに貼れたりします。

上手く馴染ませるコツは、これもやっぱりカルトグラフ製以外のデカールには最初に「リキッドデカールフィルム」を塗布してデカールの強度を上げておく事です。

曲面部分は軟化剤を付けて密着させていきますが、脆いデカールだとあっという間に破けてしまって、失敗します。。


まずはデカールを切り出して、貼る部分にあらかじめマークセッターを塗布。

その後デカールを貼りますが、曲面部分はどうしても合わないので、デザインナイフ等で適当に切り込みを入れていきましょう。切れ味の良い、新品の刃を使って極軽い力で引くようにカットします。



あとは、曲面部分をマークソフターで軟化させて綿棒で押さえて、またソフターを塗って軟化させて・・と、繰り返しながら密着させていきます。

デカールが乾燥したら、上から半艶クリアーを吹いておくとイイ感じで仕上がってくれます。

それと部分的に破けたり足りなくなったりした場合、余ったカーボンデカールを継ぎ足しておくと、殆ど目立たなく仕上がりますよ。


【 デカールの貼り方  もくじ】
1.キレイに貼る為の道具類、デカール貼り・ベーシック編
2.デカール貼り・立体曲面編 〜シワ無くキレイに貼るコツ〜
3.デカール貼りの疑問・トラブル「11例」を写真で解説



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