プラモデルに鋳造装甲を再現する
プラモデルに鋳造装甲を表現して見ましょう。
鋳造装甲は昔の戦車等では使用されていたようです。
プラモデルに表現してみると、見た目けっこうイイ感じで仕上がります。
プラモデルへの鋳造装甲はパテを使ったり、普通のタミヤの接着剤を使ったりと、いくつか方法があります。
今回はラッカーパテを使って鋳造装甲を再現してみます。
まずは、400番ぐらいのペーパーで、パテの食いつきが良くなるように、プラスチック表面を荒らしておきましょう。
プラスチックそのままのツルツルの状態だと、パテの食いつきが余りよくないようです。
ペーパーで表面を荒らし終わったら、パテを盛らない部分(鋳造表現をしない部分)に、マスキングテープを貼ってマスキングしておきましょう。
マスキングテープを貼らなくても、はみ出した部分のパテを拭き取れば特に問題はないのですが、テープを貼っておいた方が楽です。
パテはそのままだとちょっと粘度が高く、使いにくいので、ラッカーシンナーで薄めると扱いやすくなります。ドロッとした感じになるぐらいがちょうどいいです。
筆は、通常の筆の先を切って毛先の長さを短くしておくか、最初かから毛先の短い筆を使用します。たたくようにしてパテを塗っていくので、通常の長さの筆だとちょっと使いづらいと思います。
パテをつけて、筆を垂直にして叩くように塗っていきましょう。
パテの薄目ぐあい、叩くスピードによっても表面の感じがけっこう違ってきますので、色々と試して見られるといいと思います。
いきなりパテを盛っていくのが不安な場合は、何か適当なプラ版などで試しに盛ってみましょう。
写真右は塗り終わった状態。全部を同じような調子で仕上げるより、多少ムラがあった方が、よりそれらしくなる感じです。
マスキングテープをはずすとこんな感じになります。
このままだと、表面がちょっとゴツゴツしすぎなので・・
パテの表面をいっそうペーパーで削っていきましょう。
数分〜数十分乾燥させれば完全に固まってなくても大丈夫です。
これは400番ぐらいのペーパーを使いました。
あんまり削りすぎると凹凸がなくなってしまうので、ほどほどに。
後は、通常通り塗装していきます。
今回は塗装する色が淡い青だったため、ホワイトサフを吹いてから、塗装する事にしました。
そのままだとパテを盛った部分と色が変わってしまいそうだったので・・
暗い、隠ぺい力の強い色で塗装する場合は、サフは特に必要ないかも知れません。
塗装後、軽く
シャドウを吹いて、
ウォッシングしてみた状態です。
これで完成です!
組み立て、完成後は状態はこんな感じ。
他にも頭や胸、脚の部分にも鋳造装甲を表現してみました。
なかなか良い感じだと思います!
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