1から始める、プラモデル・模型の作り方!
このページでは、デカールの段差を消して艶消しで仕上げる方法を紹介しています!

デカールの段差を消し、艶消しで仕上げる

デカールの段差を消して、艶消しで仕上げる

飛行機模型や、AFVなど半ツヤ・つや消しで仕上げる場合のデカールの段差の消し方です。

デカールを貼った上から艶消しクリアーを吹き付けただけでも結構馴染んでくれますが、今回は研ぎ出しして完全に段差を無くしてしまうやり方を紹介してみます!

研ぎ出し作業の手順

最終的には左の写真のように、デカールの段差を消していきます!

基本的にはこちらの通常の研ぎ出しと同じ感じで段差を消して、最後につや消し、または半ツヤのクリアーを塗装して仕上げれば完成です。


私が使ってるのはソフト99のクリアーです。

これを空き瓶などに移して、エアーブラシで吹きつけます。

これ以外でもラッカー系のクリアーなら何でもいいと思います。

アクリル系のクリアーでもいけるかもしれないですが、可能な限りラッカー系がいいです。


クリアーを吹き付けた状態です。

最初は乾かしぎみに、薄く何度か吹き付けて(砂吹き)デカールが痛まないように注意しておきます。

何度か吹き付けた後は、この後の研ぎ出しで下地が出ない程度の厚みが出るよう、クリアーを厚吹きして行きます。クリアーを吹き付けると、デカールの白く浮いていたようになっていた部分も、キレイになりました。

最終的につや消し、半つやで仕上げる場合でも、この段階では普通にクリアーを吹きつけて大丈夫です。ツヤが出てしまいますが、最後に調整します。


クリアーが乾いたら、ペーパーでクリアー層のみを削っていきましょう。

800~1500番程度のペーパーで削っていきます。

バイクモデルやカーモデルと違って、飛行機模型やAFVなどは、多少デカールまで削ってしまってもそこまで気にならない(かもしれない?)ので、多少は気が楽かも。


軽くペーパーを当てた状態です。まだ段差があるのでもうちょっと削ってみます。

完全に段差を消してしまわなくても、そんなに目立たないと思うので、あんまりカンペキにしてしまわなくてもいいと思います。


段差が消えました。

ここまでしておくと、あたかも普通にマークを塗装しているのように見えると思います。


そして、仕上げに半ツヤ、もしくはつや消しクリアーを吹き付けると完成です。

写真右のTOPコートを全体に吹き付けておいてもいいと思います。写真はつや有ですが、半つや、つや消しも発売されてます。


つや消しクリアーを吹き付けた状態です。これで完成です!

これで、デカールの段差がキレイに消えてくれます。ついでにシルバリングも直ってくれます。


他の部分も同じように段差を消していきます。左がデカールを貼っただけの状態で、右が研ぎ出しで段差を消した状態。

シルバリングを起こしてなければ、艶消しクリアーを吹き付けただけでも結構デカールが馴染んでくれるので、この辺はケースバイケースでやっていったら良いかなと思います。