1から始める、プラモデル・模型の作り方!

プラモデル製作に使う各種溶剤(シンナー)を紹介!

アクリル、エナメル、ラッカー溶剤(シンナー)

プラモデル用溶剤

溶剤(シンナー)は、塗料を薄めたり、筆や器具を洗う際に使います。

写真左から、水性ホビーカラー用、エナメル塗料用、アクリル塗料用、ラッカー塗料用の溶剤になります。

塗料を薄める場合は、必ずその塗料の種類に合った溶剤で薄める必要があります。違う種類の溶剤を混ぜると塗料が使えなくなってしまいますので、間違えないように気をつけておきましょう。

小さい容量の物から大容量の物まで、それぞれの種類の溶剤で発売されてますので、使用容量に合わせて買っておくといいと思います。

真・溶媒液

GSIクレオス 真・溶媒液真・溶媒液使用前

こちらはGSIクレオスから発売されている、「真・溶媒液」(Mr.カラー専用)です。

通常の溶剤(シンナー)は、塗装しやすい粘度に塗料を薄めるために使いますが、この「真・溶媒液」は、溶剤成分が揮発して粘度が高くなってしまったMr.カラー(ラッカー塗料)を、元の状態に復活させる溶剤です。

たとえば、写真右は溶剤成分がほぼ揮発してしまい、塗料の樹脂が固まり始めた塗料ですが、こうなってしまうと通常の溶剤では元の状態に戻すことは不可能です。

真・溶媒液を入れる真・溶媒液使用後

こういった塗料でも、「真・溶媒液」を入れて数時間ほど置いておくと、写真右のように元通りになり、普通に使う事が出来るようになります!

これよりもっとひどく、完全に溶剤が揮発して塗料にヒビが入っているような状態でも、完全に復活させることが出来るので、かなり使えます。

溶剤成分が揮発して粘度が高くなったMr.カラー塗料を薄める場合は、通常のラッカー溶剤ではなく、この「真・溶媒液」を使用した方が良いです。

1本持っておくと、かなり便利に使えます!

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レべリングうすめ液

レべリングうすめ液

レベリングうすめ液は、エアーブラシ塗装用のシンナーです。

レベリングシンナーは通常のシンナーとは違い、リターダー成分が添付されているため、塗料の乾燥時間が多少遅くなります。

そのため塗装面が平滑になりやすく、艶あり塗装はより艶が出て、つや消し塗装はより均一なつや消しに仕上がる効果があります。

艶あり塗装時に混ぜておくと、混ぜないときに比べてけっこう塗装面が滑らかで、ツヤがでてくれるのが分ります。

レベリングシンナーを混ぜると、塗料の乾燥時間は伸びますので、普段より多くの乾燥時間が必要になります。

このレベリングシンナーは基本的にエアーブラシ用なので、筆塗り塗装などで使用したい場合は、Mr.リターダーマイルドの方が良いと思います。

写真のレベリングシンナーは、GSIクレオスから発売されていて、サイズは他にも大きい容量のものが発売されています。

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洗浄用シンナー

Mr.ツールクリーナーMr.ツールクリーナー

写真のMr.ツールクリーナーは、筆や器具洗い専用の強力なシンナー(溶剤)です。

私は中フタの一部に穴を開け、そこから筆を差し込んでビンの側面に筆を当てて、筆を回転させるように洗ってます。

プラモデル用ではあるのですが、シンナー成分の強力なので、プラスチックにつくとプラスチックが溶けるので、模型につけたり塗料を薄めたりしないよう注意しておきましょう。

エアーブラシの洗浄などに使うと、強力に塗料を落としてくれて便利です。写真のビン入り意外にも、もっと大きな缶に入った大容量タイプのものもあります。

ラッカーうすめ液

こちらは一般のラッカー塗料用シンナーです。

プラモデル・模型用ではないのですが、値段が安いので筆やエアブラシの洗浄用に使ってます。

写真のものはホームセンターで400ml250円ほど。もっと大きな缶入りだと、容量に対しての価格はさらに安くなるので、筆やエアブラシ洗浄用として気楽にドンドン使えます。

ただ、一般のラッカー塗料用シンナーの中には、溶剤成分が強すぎて、エアーブラシ等の内部にあるゴムを溶かしてしまうような物もあるのでこの辺は気をつけておいた方がいいと思います。

筆を洗う場合、もしかしたら筆が傷みやすいとかあるかもしれないので、あまり高級な筆には使わない方がいいのかも。

私は、このうすめ液でエアーブラシや筆を洗ってます。

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