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TOP > 組立・工作ポイント > 艦船模型の空中線(張り線)の張り方

艦船模型に鮎釣り用金属線で空中線(張り線)を張る


1/700ウォーターラインシリーズや1/350等の艦船模型に、空中線(張り線)を張ってみましょう。

艦船模型に空中戦を張ると、がぜん精密感が出てリアリティが格段にアップしてます。空中線を張ると張らないとでは、艦船模型の完成度は大きく変わって来ると思います。

空中線として使える材料としては、伸ばしランナーや釣り用のナイロン線・金属線、ストッキングあたりがけっこう知られてるところでしょうか。

その中でも個人的にオススメの材料は、鮎釣り用の金属線です!

金属線ですから、まず強度に何の心配もありません。色も黒に近い色なので着色の必要も無く、直径も最小で0.033mmと非常に細いものがあり、1/700スケールでも太すぎること無く違和感がありません。

また、金属線そのものに弾性があるため、線をピンと引っ張りながら接着する必要が無いので、マスト部品の強度も不要です。
そして何より、空中線の自然な弛みが再現できるというのが最大のメリットだと思います。

欠点としては、価格が高いと言うことでしょうか。
今使ってる、SUNLINEのMETAL FLEXという金属線は定価が12mで4000円です。。実際はもうちょっと安く売ってますけど、それでも2000円代半ばぐらいでしょうか。

まあ12mを使い切るには相当数の船を作れますから、1艦辺りのコストは100円にも満たないと思います。


では、実際に空中線を張ってみます。
使ってるのは、SUNLINEのMETAL FLEX 0.08号(直径0.047mm)です。


金属線そのものに弾性があるので、マスト間の距離が短い駆逐艦クラスの船であれば、そのまま金属線を置いてもちょうど良い具合に垂れてくれます。


なので、マストに瞬着をちょっとつけて、そのまま金属線を置くような形で接着するとOKです。


これが巡洋艦クラス以上の船になると、マスト間の距離があるのでそのまま金属線を置くと垂れ下がりすぎてしまいます。

このまま片方を接着してから金属線を引っ張り、もう片方を接着すると、最初に固定した部分の線の角度と線全体の弛みが一致せずに、不自然になる場合があります。
なんというか、キレイなラインを描いて固定できないんですよね。

かといって、片方をピンセットなどで持ち上げて固定すると、接着剤が固まるまで動かさずに持っておく必要があるんですけど、これがなかなか難しい。

どうしても動いてしまったり、またマストに3本4本と金属線を並べていく中で、金属線の垂れ具合等をキレイにそろえるのも難しいです。

そこで、ワークスタンドを活用して、簡単かつ確実に空中戦を張って行きましょう!これはホームセンターで1000円程で買ったものです。

まずは、ワークスタンドのクリップ部分に強力両面テープを貼り、そこに接着する部分よりも長めに切った金属線を固定します。

固定する時には、金属線が自然に垂れ下がる方向を確認して、その位置のまま固定しておきます。そうでないと、横方向はキレイでも前後方向から曲がって見えてしまいます。


後はアーム部分の角度や幅を変えながら、好みの垂れ具合になるように固定したいマスト部分に合わせていきます。

位置を合わせる時は横方向からだけでなく、正面や後ろ方向からもまっすぐ下に垂れ下がっているか確認しておく事をオススメします!

横から見たときはキレイなラインで接着できてても、正面や後ろから見るとラインが曲がってる事がありますから。

左の写真なんかも、後ろから見るとけっこう横方向に曲がってしまってますけど、こうなってしまうと見苦しく、ショボイ模型になってしまいます・・。


位置を合わせたら、伸ばしランナーの先に瞬間接着剤を付けて、金属線を固定していきます。
線の位置は固定されてるので、接着自体はそんなに難しくはないと思います。

瞬間接着剤はゼリー状と液状の2種類を使い分けると使いやすいです。

基本的にゼリー状 → 液状の順に伸ばしランナーの先端に少しつけて接着してます。

ゼリー状だけだ、上手く接着剤が回らないことがあるし、液状だけだと強度不足のような気もするので、2種類混ぜるのはなかなか便利です。


接着剤が固まったら、ニッパーなどで余分な金属線を切り離していきます。ニッパーはタミヤの薄刃ニッパーを使ってます。

切り離す時には金属線が弛む方向に、多少力を加えるようにしておくと、接着した部分が外れる事も少なくなると思います。
金属線を引っ張る方向に力が加わると、場合によっては接着部分が外れたりしますので。



他の場所も同じようにワークスタンドに金属線を固定して位置を合わせて固定していきます。


空中線を貼り終わったところ。


あとは、空中線に碍子をつけて完成です。

横・前後方向から見て、空中戦全体の弛みや角度などがキレイに揃ってると、かなりイイ雰囲気で仕上がるので、やる価値は大いにあると思います!



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