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■ プラモデル用塗料の種類・メーカー


ここでは、プラモデル用塗料の種類(ラッカー・水性アクリル・エナメル等)やメーカー、種類や特徴、各種塗料の相性、実際の塗装写真などをまとめました!


1.各種塗料の特徴・種類
   A.ラッカー塗料
   B.水性・アクリル塗料
   C.エナメル塗料
   D.その他特殊塗料
2.塗料の重ね塗り、相性・相関表
3.各種塗料・特徴一覧表



ポインタがに変わる写真は、クリックすると拡大します。

1.各種塗料の特徴・種類
A.ラッカー塗料
まずはラッカー塗料です。GSIクレオスより発売されている、「Mr.カラー」が一般的に模型制作に使用されているラッカー塗料になると思います。
乾燥が速く、乾燥後の塗膜も強い、そして発色も良くて筆ムラも出にくく(リターダーを添付すると、より筆ムラが出にくいです)、価格もその他の塗料と同じぐらいと言うスグレモノです。プラモデルの通常塗装用としては一番向いているのではないでしょうか。

ただ、タミヤのプラモデルの場合、タミヤカラーの色番号だけが指定してあるので、Mr.カラーや水性ホビーカラーで塗装する場合、適当に似た色を探してきて塗装することになります。タミヤ以外のプラモデルには、Mr.カラーと、水性ホビーカラーの色番号が指定してあると思います。

Mr.カラーはつや有り、つや消し塗装はもちろん、クリアー、メタリック色まで筆塗り、エアブラシ塗装共に問題なく塗装できます。筆塗りで塗装する際、乾燥が速い場合はリターダーを少量混ぜると乾きが遅くなり、筆ムラでも出にくくなり随分塗りやすくなると思います。

乾燥後の塗膜が硬いので、手で触っても指紋が付いたり変色したりするといった事はありません。カーモデルやバイクモデルなどの艶有り塗装は、このラッカー塗料で塗装するのがベストだと思います。

ただ、1つ欠点があるとすればとにかく臭い(シンナー臭)と言うことです。臭すぎです。
閉め切った部屋で長時間使うと、中毒になる可能性有りです。
換気には十分気をつけておかないと、これは危険です!

ラッカー塗料を薄める場合は、ラッカー塗料専用の溶剤(うすめ液)を使用します。
筆などを洗う場合も水では洗えないので、同じくラッカー溶剤を使用します。
ただ、筆やその他器具を洗う場合やエアーブラシの洗浄には写真のMr.ツールクリーナー の方がいいかもしれません。
これは洗浄専用の溶剤で、固まってしまった塗料でも簡単・強力に溶かしてくれます。

私の場合は、塗料の種類にかかわらず、筆は全部このMr.ツールクリーナーで洗ってます。
これも強力なのはいいのですが、ラッカー塗料と同様、非常に強烈な刺激臭があります。私の場合、この溶剤を1本そのまま洗浄専用に使ってます。



B.水性・アクリル塗料
アクリル塗料はタミヤとGSIクレオスの2社から発売されています。

1つは下記のタミヤから発売されている「タミヤ アクリル塗料」です。右は専用溶剤。
「X−」の表示は艶有あり、「XF−」の表示はつや消し塗料を示しています。
タミヤのプラモデルは、全てこの番号で塗装の指示がしてあります。
タミヤのアクリル塗料はシンナーの含有量が少ない為、臭いもラッカー塗料に比べると少なく、筆も水洗いできて気楽に使えるのがいいです。臭いもそこまで強くはないので、環境にもやさしい塗料なのです。

筆は水洗いする事が出来ますが、塗料が乾いてしまうと水では落ちなくなるので、その場合は溶剤を使って塗料を落としましょう。
あと、塗料を薄める場合は専用の溶剤で薄める必要があります。間違って水で薄めると使えなくなるので要注意です!

欠点としては、乾燥時間がラッカーに比べて遅く、乾燥後の塗膜もそこまで強くはなく、筆塗りだと多少筆ムラが出やすい事でしょうか。筆で厚く塗ったりすると乾燥に結構時間がかかってしまいまい、乾燥後も塗膜が傷みやすい傾向にあります(特に艶有り塗装)。
なので、カーモデルやバイクモデルのボディやカウルなど、完成後も手で触るような部分には、あまり使わない方がいいかもしれません。
あと、メタリック塗料の発色もイマイチ良くない感じです。


もう1つは下記、GSIクレオスより発売されている「水性ホビーカラー」です。
「水性塗料」と「アクリル塗料」の違いというのがイマイチよくわからないのですが、こちらもタミヤのアクリル塗料と大体同じような物だと思います。

水性ホビーカラーは筆を水で洗うことはもちろん、塗料を薄める際には水で薄める事もできます。ただし、仕上がりを優先するなら専用の溶剤で薄めたほうが良いようです。
臭いも殆どないので絵の具と同じような感覚でとても気軽に使えます。

GSIクレオスからは同じく水性のクリアースプレーで「トップコート」と言うものが発売されています。水性のため、デカールを侵す事がないスグレモノで、デカールの上からでも安心して吹きつける事ができます。
デカールと塗装との艶の違いを解消したい場合など、一吹きしておくと、とても自然な感じで仕上がります。
光沢、判光沢、つや消しの3種類が発売されています。



C.エナメル塗料
日本で入手できるエナメル塗料は、タミヤから発売されている物が殆どです。
こちらもアクリル塗料と同じく、「X−」の表示は艶有あり、「XF−」の表示はつや消し塗料を示しています。

エナメル塗料の一番の特徴は塗料のノビがよく、筆塗り塗装で筆ムラが出にくい事と、乾燥後の発色の良さでしょう。金属色の発色は、他の塗料では得られない独特質感があります。エアーブラシで塗装した場合も、やはり塗面が非常にキレイに仕上がります。
紫外線の影響を受けにくく、色褪せしにくいという特徴もあります。

溶剤で薄めた場合でも発色率が低下しにくいので、スミ入れやウォッシングといったウェザリング塗装にも非常に向いています。塗料を薄める際は、専用の溶剤を使います。
筆や用具を洗う際も、専用の溶剤、もしくはMr.ツールクリーナー等の溶剤で洗いましょう。

しかし、やはりエナメル塗料にも欠点はあるのです・・
乾燥時間は3種類の中でもっとも遅く、乾燥後の塗膜は弱く、柔らかいです。
完全に乾燥した跡でも、特に艶有り塗装の場合は指で触ったりすると指紋が付いたり、油脂により塗装表面が色落ちしたり、艶の感じが他の部分と変わってしまう事もあります。

また、エナメル系塗料の溶剤はプラスチックに浸透しやすく、プラスチックを弱くする性質もあります。なのでウェザリング塗装などの際、薄めたものを塗りまくると部品が割れてしまうこともあるので要注意です。

基本的には細かい部品など、完成後にあまり手を触れない部分に使った方がいいでしょう。



D.その他特殊塗料
他には、写真のように本物のサビを表現できる特殊な塗料などもあります。

ウェザリング塗装などに、部分的に使います。


2.塗料の重ね塗り、相性
ラッカー、エナメル、アクリル塗料は、どれでも自由に重ねぬリできるという訳ではありません。塗料の組合せによって、上塗りできる塗料、出来ない塗料があります。

下記は表の左側に記載した塗料を下に塗り、上側に記載している塗料を重ねぬリした場合の、塗料の相関表です。
ラッカー アクリル エナメル
ラッカー
アクリル ×
エナメル ×
表の中のの意味は下記の通りです。
・・・・下地の塗料を溶かすことなく、重ね塗りが可能
・・・・重ね塗りは出来るが下地の塗料をわずかに侵してしまう
・・・・重ね塗りは出来るが同じ種類の塗料なので、素早く塗らないと下地を侵してしまう
×・・・・下地の塗料を侵してしまう為、重ね塗りは出来ない
と言う感じになります。

例えば、ラッカー系塗料を下塗りに使った場合は、ラッカー、アクリル、エナメルの全ての塗料を上塗りできることになります。エナメル塗料を下地に塗装した場合は、ラッカー系は重ねぬリ不可、アクリル、ラッカーは重ねぬリ可能というわけです。
基本的な重ねぬリの順序は、ラッカー系塗料 → アクリル系塗料 → エナメル系塗料の順で行うのが一般的なようです。

一番確実なのは、最初に下地をラッカー系塗料で塗装して、エナメル系塗料で上塗りするパターンです。この組合せだと、例えば塗装に失敗したりした場合でも、エナメル塗料だけを溶剤でふき取ることが出来るわけです。
また、細かい部分などはあえてエナメル塗料をはみ出した状態で塗装して、後から溶剤でふき取る、という方法も使えます。

ただ、エナメル塗料やアクリル塗料の上には、絶対にラッカー塗料を塗装出来ないかといえば、これがそうでもないんです。
筆塗りだと、塗ってる最中に下塗りのエナメル、アクリルが溶け出してきたりするかもしれないですが、エアブラシで吹きつけ後すぐに乾くぐらいの感じで吹き付けていけば、問題なく塗装できます。
また、アクリルやエナメルの上にあえてラッカー塗料などを塗り、下地を溶かして表現したりする場合もあるようです。

エナメル塗料で塗装した上に、ラッカー塗料で塗装してコーティングすることも出来ると思います。
ただ、そういう塗装をするのであれば、ラッカー塗料は吹き付けて直ぐに乾燥するぐらいで吹きつけないと、まず失敗します!

写真は随分前に作った模型で、塗料の組合せを知らず
に、エナメル塗料の上からラッカークリアーを普通に吹き付けてしまったため、クリアー乾燥後にエナメル塗料がヒビ割れてきてしまってます。。
クリアーが乾燥してもしばらくは、ヒビはなかったのですがある程度時間が経ってからヒビが入ってきてしまいました。

ウェザリング塗装の保護などに、ちょっと吹き付けるぐらいなら問題ないと思いますが、カーモデルのボディなどには、やはりこういった塗り方はしないほうが良いでしょうね。



3.各種塗料・特徴一覧表
各種塗料の特徴などを下記表にまとめてみました。
ラッカー系塗料 水溶性・アクリル系塗料 エナメル系塗料
製品名 GSIクレオス Mr.カラー タミヤカラー
アクリル塗料
GSIクレオス
水性ホビーカラー
タミヤカラー
エナメル塗料
写真
特徴 発色もよく塗膜も強い、乾燥スピードも早い。 筆や器具は水洗い可能。 筆や器具は水洗い可能で、塗料を水で薄めることも出来る。 筆ムラが出にくく、塗料の発色、特に金属色の発色が良い。
対応溶剤 Mr.カラー溶剤 タミヤ
アクリルシンナー
X−20A
Mr.カラーうすめ液 タミヤ
エナメルシンナー
X−20
臭い 臭い。
強烈なシンナー臭。
やや臭い。
アルコールのような臭い。
やや臭い。
灯油のような臭いがします。


やや出やすい
(リターダーを混ぜると出にくくなります)
やや出やすい 出にくい
乾燥速度 早い
特につや消し塗料の乾燥は早いです。エアーブラシで吹いた後少し時間を置くと触れる位。
普通〜やや遅い
つや有り塗料などを厚塗りすると乾燥に結構時間がかかります。
遅い
3種類の中ではもっとも遅いです。
塗膜強度 強い 普通〜やや弱い 弱い
主な使用場所 プラモデル全般に使えます。

カーモデルのボディやバイクモデルのカウル等、完成後も手で触れる大面積のつや有り塗装等。
プラモデル全般に使えますが、カーモデルやバイクモデル等、大面積の艶あり塗装にはあまり使わない方がいいでしょう。つや消しであれば、まだ大丈夫だと思います。
塗膜があまり強くないので、稼動部分に使うと剥げてくる可能性大です。
完成後にあまり手で触れる事のない、小面積の塗装など。
筆ムラが出にくいので、部分的に筆で塗り分ける小面積の塗装向き。
他にスミイ入れやウォッシング等のウェザリング塗装。

基本色に出来るだけラッカー塗料、もしくはアクリル塗料を使い、細かい部分やウェザリング塗装などにエナメル塗料を使うのが一般的なようです。



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