1から始める、プラモデル・模型の作り方!
カーモデルのメーターリングやエアコン吹き出し口を、金属線を使ってディティールアップします!

カーモデルのメーターリングをディティールアップ

カーモデルのエアコン吹き出し口を金属線でディティールアップ

カーモデルのインパネ等によくある、エアコン吹き出し口やメーター回りのシルバー塗装部分を、ステンレス線を使って仕上げてみましょう!

塗装するよりキレイに仕上がってくれるし、金属に置き換えることで質感がアップして、なかなかイイ雰囲気が出てくれます。

メーターリングを金属線に置き換える

今回使ったのは、直径0.3ミリのステンレス線。普通の針金だとあまり艶がなく見栄えがしないので、なるべく艶のある金属線がいいと思います。

まずは、はめ込む部分の直径より一回り小さめのドリルの刃など、何か適当な物を芯にして、ステンレス線を巻きつけていきます。

巻いたら芯からはずして、ニッパーなどでまとめてカットします。カットする時は金属線用のニッパーを使わないと、刃が欠けてしまうので要注意です!

カットしたままだとリングがゆがんでいるので、ピンセット等で挟んでゆがみを直しておきましょう。

インパネのエアコン吹き出し口を金属線に置き換えた状態

仮に置いてみたところ。

このまま接着してもいいんですけど、カットした部分の切れ目を半田付けして、キレイな円にして見たいと思います。

実際取り付けてみると、切れ目は殆ど気にならない程度ではあるんですけどね。

使用した半田ごては20Wタイプのもの、半田は太洋電機産業から発売されている特殊はんだ、「グット/goot ステンレス用クリームはんだ SD-46」です。

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通常、ステンレスや真鍮線などを半田付けするためには、別途フラックスを使用する必要がありますが、このはんだ「SD-46」はフラックス入りで半田付けが手軽に出来ます。

クリーム状になっているはんだを少量塗り、半田ごてを当てるだけで簡単にステンレスや真鍮線などの半田付けが出来るので、かなり重宝してます。

リングは厚みのある強力両面テープなどに貼り付けて固定しておくと、作業がしやすいと思います。

半田付けの手順としては、クリーム半田を切れ目の部分に少量盛り付け、その後半田ごてを当てていきます。そうすると、キレイに半田が流れてくれます。

半田ごてを当てる際はリングをピンセットで挟み、切れ目を密着させておくと、キレイに半田付けしやすいです。

半田付け後は、ほぼつなぎ目がわからなくりました。リングに残ったフラックスは取り除いて、半田がデコボコしてる場合等はカッターで削り落としたり、リューター等で均しておきましょう。

あとは接着です。

接着はエポキシ系が無難かなと思いますが、インパネがセミグロスブラックなので、ウェーブから発売されている同色系の「黒い瞬間接着剤」を使ってみました。

瞬間接着剤をマスキングテープ等の上に出し、それを伸ばしランナーの先端につけて、少量付けていきます。

そして、リングをはめて接着。なかなかいい感じで仕上がってくれました!

インパネのエアコン吹き出し口を金属線に置き換えた状態

これで完成です。

ちょっとしたアクセントになって、結構良い雰囲気になると思います!