1から始める、プラモデル・模型の作り方!

タミヤ 1/6「ホンダ CRF1000L アフリカツイン」のプラモデル製作記・前編

「CRF1000L アフリカツイン」 完成写真

ホンダのアフリカツインは1988年にダカールラリーのレプリカモデル「XRV650」として発売。1990年に「XRV750」にモデルチェンジし、2000年に排ガス規制のため販売終了してます。その後2015年に新型アフリカツインとして発売されたのがこの「CRF1000L」です。

「ホンダ アフリカツイン」製作記

今回製作したのは、タミヤの1/6 「ホンダ CRF1000L アフリカツイン」。

タミヤ最新のビッグスケールのバイク模型ですけど、パーツ数が多く、制作にかなり手間がかかりました (*_*;

カウルの塗装も一見単純そうで、デカールの貼り付け・修正に手間取ったり・・。作りごたえがあると言えるかもしれないですが、今までの1/6で一番大変でした(p_-)

別売で可動式のチェーンが発売されてますけど、今回は使わずに組み立てて行きます。ディティールアップ等はしない、ストレート組です。

キット内容

パーツ数多いです。パーツ精度はさすがタミヤで非常にシャープ。ただ、一部パーティングラインが強めに出てたりするパーツもあります。

展示用の専用スタンドも付属。スポークが非常に細く、そのまま長時間飾ると強度不足で変形する可能性があるそうです。なので、それを防ぐためのスタンドみたいです。

デカールはパールグレアホワイト用と、ヴィクトリーレッド用の2種類付属。専用の塗り分けマスキングシートもあります。他、フロントフォークは金属製でネジ、ナット類多数。

カウルの組立て・塗装

組立は塗装の乾燥に時間がかかるカウルから。タンク上面とフロントフェンダー前側は合せ目が目立つので、ここはパテ埋め&サフを厚吹きしてキレイにしておきます。特に合せ目処理の必要の無いカウルも、800番のペーパーで全体を一通り削り、塗料の食いつきを良くしておきます。

カウル色はヴィクトリーレッドで制作していきます。フロントカウルは最初タミヤのピンクサフ塗ったんですけど、合せ目消しに使ったグレーサフが上手く隠れてくれませんでした。(写真左)

前使ったときはブラックでもキレイに隠れてくれた記憶があったんですけど。。

なので、フロントフェンダーはグレーサフで仕上げた上からクレオスの「GX1 クールホワイト」+「ハーマンレッド」で調色したピンクを塗り、タンク部品は合せ目処理した部分に「GX1 クールホワイト」を部分的に塗ってから、タミヤのピンクサフを塗ってます。

他のカウルパーツもタミヤのピンクサフを塗り、乾燥後にクレオスの「GX3 ハーマンレッド」で本塗装。

タンクはキットに付属のマスキングシールを使って塗り分けますけど、写真左の矢印部分はカットラインよりも1mm程外側を(ブラック側に)カットした方が良いかもしれないです。このラインギリギリにホワイトのデカールを貼ることになるので、下手するとこれから塗るブラックが見えてしまうんですよ。

マスキングしたら、ブラックを塗装。塗装後、塗り分けラインの毛羽立ちを1500番のペーパーで軽く取り除いてます。

タンク部に貼るホワイトのデカールは結構シワが出来るので、マークソフターやドライヤー等を使い、綿棒で押さえて密着させていきます。

このデカールですけど、タミヤのデカールにしてはかなり貼りやすいです。そこそこ丈夫で千切れにくく、マークソフターにも耐えてくれす。下地のブラックやレッドもほぼ透けること無く貼れてます。リキッドデカールフィルムも塗らずに貼ってます。

ただ、タンク左側は一部破れてしまいました(写真右上)。ちょうどブラックの塗り分けラインが見えそうだったので、何とか隠せないか伸ばし気味に貼ってたら破けました(p_-)

ここはホワイトデカール部をマスキングして、上から「GX1 クールホワイト」をエアブラシで塗装して修正。色を合わせるため、破れてない右側も同じように塗装してます。

それとサイドカウルの矢印部分の白い所も、一部破れてしまったのと微妙に下地の赤が透けてる感じだったので、ここも両サイドマスキングしてクールホワイトをエアブラシで塗装してます。

シートのホワイト部分のデカールは先端部分がちょっと足りなかったので、エアブラシで上から塗っておいてます。ここは最初から塗装で仕上げた方がいいかも。

デカールを貼り終えたら、研ぎ出しする為ソフト99のボデーペンクリアーをエアブラシで吹きつけ。砂吹きを数回繰り返した後、3回ほど塗り重ねていきます。

3週間ほどクリアーを乾燥させて、1000番 → 1500番のペーパー順で塗装面の凹凸やデカールの段差を平らにしていきます。

その後、ロックペイントのウレタン「マルチトップクリアーSH」をシンナーで10%程希釈し、薄く一回吹きつけ。

乾燥後、3000番のトレカット(マイスターシート)でホコリが入ってる部分等を中心に軽く均し、コンパウンドで磨いていきます。

コンパウンドは、タミヤの荒目 → 細目 → 仕上げ目 → ハセガワセラミックコンパウンドの順で磨き、仕上げにハセガワのコーティングポリマーで仕上げてます。

左は磨き終わったところ。マルチトップクリアーSHはそのまま塗りっぱなしでも殆ど問題無いぐらいキレイに仕上がるんですけど、所々ホコリが入るところがあるので、トレカットで軽く磨いてコンパウンドかけてます。

カウル裏面はサイド部分を軽くマスキングして、タミヤの「TS63 NATOブラック」で塗装しておきましたけど、完成後ほとんど見えないので塗る必要なかったかも。はみ出たところは、エナメル溶剤を付けた綿棒で拭き取っておきます。

次ページに「ホイール・その他組立て~完成」までをUPしてます!

今回製作したキットはこちら
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