1から始める、プラモデル・模型の作り方!
室内でも快適にエアブラシ塗装が出来る「ペインティングブース」についてUPしてます!

エアブラシ塗装を快適にする「ペインティングブース」

エアブラシ塗装ですけど、みなさん、どんな環境でされてますか?

机に新聞紙等を敷いて、塗料粉が舞い上がる中でスプレー塗装したりしてないですか?

私は模型製作を再開した頃は、とりあえず机に新聞紙敷いてエアブラシ塗装してたんですけど、やっぱり準備や片付けがめんどくさいし、何より塗料粉が舞い散って体に悪そうですよね。((+_+))

一人暮らしならまだしも、家族がいるなら、塗料粉やシンナー臭をまき散らしながら塗装したら大ヒンシュクだし。。窓から外に向けて塗装するにも、風の強い日や夜は塗装しにくいし・・。

でも今は、そんな問題を解決してくれる「塗装ブース」が発売されてるんです!

塗装ブースは写真のようなもので、スプレー塗装時に飛び散る塗料粉やシンナー臭をファンで吸い取り、外に排出する仕組み。

ブース内にはフィルターがあって、塗料粉はフィルターで吸着されて、外には排出されないようになってます。

スイッチ一つですぐ塗料ミストを排出できるので、エアブラシ塗装が気楽に出来るようになるのはメリット大です。いちいち新聞紙広げる手間がかからないというのは想像以上に便利です!

それに夜でも風の強い日でも雨の日でも、いつでも自由に室内で快適にスプレー塗装が出来ますからね !(^^)!

市販品の塗装ブースは各社から色々発売されてますけど、最もメジャーな製品はタミヤとクレオスから発売されてる物になると思います。



左はタミヤの『ペインティングブースⅡ』で、中は初代の「ペインティングブース」、そして右はGSIクレオスの『Mr.スーパーブース』です。

タミヤの「ペインティングブースⅡ」はファンを2つ搭載していて、市販品の中では最も吸引力が強いです。

これから塗装ブースを買うなら、オススメはタミヤの「ペインティングブースⅡ」です。

塗装ブースの設置&使用例

個人的に、今はタミヤの初期のペインティングブース(現在は生産終了で、代わりにペインティングブースⅡが発売されてます)を使ってます。

初期のペインティングブースは吸引力がちょっと弱めで、1/24カーモデルボディ等を塗装すると塗料ミストを吸収しきれず、結構部屋に飛び散ってしまいます・・。

もう少し小さなパーツなんかは、問題無く吸い取ってくれるんですけどね。

でもその反面、作動音が小さく、小スペースに設置可能なのが良い所なんです。特に奥行きが20㎝(エプロン収納時。エプロンを開くと47cm程)しかないので、奥行きが取れない場所へも設置できます。

現在の「ペインティングブースⅡ」は奥行きが33cm(エプロン収納時。展開時は53cm)あるので、個人的に今の環境だと置き場所がないんですよね。。(p_-)

置き場所があれば買い換えてるんですけど。

写真のラックの奥行きは約27センチ程で、塗装ブースを設置すると手前の空間は7センチちょっとしかないですけど、これでもエプロンを手前に広げると特に問題なく作業できています。

「ペインティングブース」の横幅は47㎝、高さは29㎝で、前面パネル幅は37㎝程。最大風量は750㍑/分で消費電力は30W、作動音は50dB。作動音は夜に使っても全く問題無い程度の音です。

また、排出口は窓の位置や好みに合わせて、左右どちらにでも自由に設置できるようになってます。

排気ダクトは窓から外に出して、塗料ミストを外に排出するようになってます。

それで、このダクトが直径約9cmあって、その分窓を開けておかないといけないんですよ。

ちょっとした隙間なんですけど夏は蚊が入ってきたり、冬は冷たい風が入ってきたりと、この辺ちょっと気になります((+_+))

そこで、クレオスから発売されてる「Mr.スーパーブース用・排気口アタッチメント」を使ってるんですが、これはかなり便利。

「Mr.スーパーブース用・排気口アタッチメント」はホースの先端を細長い形に変えてくれるアタッチメントで、先端の厚みは23mmしかないので、窓を開ける量も23mmで済むようになります。

Mr.スーパーブース用・排気口アタッチメント

このアタッチメントは、タミヤの「ペインティングブース」に付属している蛇腹ホースにも取り付け出来ます。

個人的には、「Mr.スーパーブース用・排気口アタッチメント」を設置場所に合わせてノコギリカット、加工して塗装ブースの排気口に直接付ける形で使ってます。

タミヤの塗装ブースの排気口に直接アタッチメントを付けることは出来ないので、排気口部分はタミヤの蛇腹ホースの根元部分をカットして、アタッチメントとビニールテープで繋げて使ってます。

こんな感じで加工してみました。繋げた所だけビニールテープ巻いてると、何かしっくり来なかったので全体をぐるぐる巻きにしてます。

写真左の様な感じで、アタッチメントを直接塗装ブースの排気口に取り付け、窓をちょっとだけ開けて使えるようになりました。

これだと、網戸も開ける必要がないので夏は虫も入ってこないし、冷気が逃げにくいし、冬は冷たい空気が入って来にくいので随分快適です^^

吸引力が下がってきた場合、塗装ブース内部のフィルターもしくはファンが汚れてきてるので、掃除してやると吸引力も復活してくれますよ。

こちらにペインティングブースのフィルター清掃手順をUPしてます

塗装ブース内部のフィルターは掃除して再利用可能です。長期間の使用でダメになった場合でも、ホームセンターで売ってあるフィルターが使用可能なので、廃盤品ですけどずっと使っていけます。

塗装ブースがあるのと無いのとでは、エアブラシ塗装の快適さが全く違って来ます。持ってない場合は、購入しておくとプラモ製作がグッと楽しくなってきますよ!