タミヤ 1/24 「ホンダ S800」の製作記
◆ポインタが
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今回はタミヤより発売中の1/24カーモデル「ホンダ S800」を組み立ててみました。
タミヤ 1/24 ヒストリックカーシリーズ「ホンダ S800」【Amazon】
今回のモデルは、月間モデルカーズが創刊100周年を記念して作った、特別記念モデルで、ボディの形成色は白になってます。
プラモデルと本がセットになっていて、模型の制作工程が写真入でとても分かりやすく記載されていますので、見るだけでも結構楽しめると思いますよ。
実車の写真などもあって、資料としての価値も有りです。
これが今回組み立てていく部品全部です。
写真には写ってないですが、説明書ももちろんあります。
カーモデルではエンジンが再現されてない物も結構ありますが、このホンダS800はエンジンも再現できるようになってますね。
完成後もボンネットを開閉させる事が出来るので、組みあがってからでもエンジンを見ることが出来ます。
あとソフトトップ、ハードトップの選択も出来ます。ソフトトップは、オープン、クローズド状態のどちらかを選んで作ります。
これはさすがに開閉しません。これが開閉できたらメチャクチャすごいです!
腕に自信のある方は自作して見ますか!?
とりあえず、塗装前に部品全体を中性洗剤で洗っておきましょう。
洗わなくとも大丈夫だとは思いますが、油分があるとうまく塗料が付かない事がありますので、念のために。
洗い終わったらタオルなどで軽く水分をふき取って、乾かしておきましょう。
特に凹んだ部分の水分がなかなか乾きにくいので、完全に乾くまで塗装したりしないよう、気をつけておいた方が良いです。
今回はボディを除いて、エンジン部品などのシルバー塗装する部品だけ
サーフェイサーを吹いておきました。
ランナーに付けたまま、タミヤのファインサフを吹いておきました。
シルバー等メタリック色はサフを吹いておいた方が、塗料の食いつきが良くなり安心です。
まずは、同じ色で塗装する部品は全部まとめて切り出し、一気に塗装してしまいます。その都度塗装し行くより、断然効率がいいです。
エンジンなど同じ色の部分は、あらかじめ組み立てて塗装しておいた方がキレイに仕上がります。
左が塗装前、右が塗装後です。
タミヤスプレー”TS−30 シルバーリーフ”をエアブラシで塗装しました。
こちらは内装、シャシー関係など、セミグロスブラックで塗装する部品をまとめて塗装しました。細かい塗り分けがそんなに無いので、これでシャシー、内装関係は殆ど塗装が終わってしまった感じがします。この後、細かい部分を筆で塗っていきます。
ドアのシルバーラインどの凸面は、タミヤのペイントマーカーを使うと簡単、キレイに塗装できます。場所によって筆、エアブラシ、ペイントマーカーなど色々と使い分けると、効率よく、キレイに塗装できます。
メータ外周などの部分は面相筆の”腹”の部分で塗っていくと結構キレイに塗る事ができます。メーターの中は塗るというより、塗料を流し込むような感じでしょうか。
細部を塗り終わったら、いよいよ組み立てていきます!
まずはエンジンとシャーシを組み合わせましょう。
次はマフラー、リヤブレーキなど足回りを組み立てていきます。
実車ではなかなか見れないところも、どうなっているのかがわかりますね。
タイヤの組み立てです。
タイヤはソリッドゴム製なので、とてもリアル感がありますね!
ホイールにはめ込むだけで、簡単にくみ上げられます。接着剤などは特に使わなくても大丈夫です。
タイヤ、ラジエター類の取り付けです。タイヤはポリキャップにはめ込むだけで、接着したりはしません。
そして、内装関係の組み立てです。
殆どセミグロスブラック一色での塗装だったので、殆ど手間は掛かりませんでした。
次はいよいよボディの組み立て、塗装に入ります。
まずは、ボディを800〜1500番ぐらいのペーパーで、面を平坦にしておきます。
800番当たりでペーパーをかけてみて、あまりにも平面が出ていない(ペーパーが当たらない所が多い)のであれば、一度目の粗いサーフェイサーを吹いてからペーパーがけした方がいいかもしれません。最終的には1500番ぐらいで仕上げておくといいと思います。
下地が出来たら、目の細かいサーフェイサーを吹きます
今回は、タミヤのファインサーフェイサー・ホワイトを使いました。
イエロー等の明るい色で塗装する場合、グレーのサフよりもホワイトのサフを使った方が、よりキレイに発色するので、明るい色で塗装する場合は、ホワイトサフをオススメします。
サフを吹いた後、特にペーパーを当てたりする必要はないと思いますが、もし、サフがガサガサになるぐらい荒れているのであれば、ペーパーをかけて均しておいたほうが良いでしょう。
特に、エアブラシでサフを吹いた場合、塗り方によっては結構荒れたりしますので超注意です。缶スプレーだと殆どないと思うのですが。。
サーフェイサーを吹き終わったら、次はいよいよ本塗装です。
筆塗りではなかなかキレイに塗装するのが難しいですので、できれば缶スプレー、もしくはエアブラシで塗装した方が良いです。
今回はエアブラシで塗装しました。
塗装が終わったら、その上からクリアーを吹き付けて鏡面に仕上げます。
(
鏡面仕上げのやり方はこちらのページにUP )
ボディをキレイに磨き上げると、それだけで断然完成度がアップしますので、ここは手を抜かずに仕上げておいた方がいいと思います。
シャシーやエンジン部分は多少、手を抜いた所で飾ると見えなくなりますが、ボディは目立ちますからね・・
車のプラモデルは、ボディの塗装の出来で、随分完成度が変わってきてしまいます。
ボディのコンパウンドがけが終わり、キレイに仕上がったら次はボディにダッシュボード、ボンネット類を取り付けていきましょう。
ボンネットは開閉式で、完成後も開閉できるようになっていますので、接着材がはみ出てボンネットも一緒にくっつけてしまわないよう、要注意です!
次は、ボディと以前組み立てた内装部品を取り付けていきましょう。
この模型は取り付ける際、ボディを結構広げないとなかなか取り付けられませんでした。
何かヘラのようなものでボディを広げて押し込むと、ある程度スムーズに取り付けられると思います。
ただ、ボディを広げすぎて、破損させないよう注意しておきましょう。
ボディが割れた・・となったら、さすがにショックです。
だいぶ出来てきた感じがありますね。
私の場合、ある程度形が見えてくると、早く完成させたくなり、急いで雑になってきたりするので、最後まで気を抜かずに・・。
ボディと、以前くみ上げたシャシーを組み合わせていきましょう。
ここまで来ると、もう完成はすぐそこです!
これは裏側から2つを合わせるだけで簡単に取り付出来ます。
もうほぼ完成ですね。
やはりオープンカーはいいですね。
形がとてもキレイです。
最後はヘッドライト、テールランプやバンパー、ドアノブ、ナンバープレートといった小物を取り付ければ完成です。
バンパーやワイパー、ドアノブといった部品はメッキ処理が施されていてリアルです。
メッキ部品を切り離した部分は、ペイントマーカーのクロームシルバーで軽く塗っておくと、切り離した部分がわかりにくくなります。切り離したままだと、その部分がちょっと目立ってしまいますので。
ドアノブやヘッドライトなどの小物は、流し込みタイプの接着材を使うか、エナメル塗料のクリアーやイエローを薄めたものを流し込むと、キレイに接着できると思います。
最後にワックスを軽くかけて、ついにホンダの名車、S800の完成です!
車のプラモデルはボディなど大きな部品で、完成後のイメージがわきやすいので、結構作りやすい感じがします。
>>「ホンダ S800」の完成品写真はこちら!
ホンダHPの
思い出の名車コーナーにもS800物語やフォトギャラリー、部品リストなどが載ってますので、色々と見てみると面白いかも。
あと、「Enjoy! HONDA SPORTS 568」 さんのページの
S600サウンドコーナーではS600のエンジン音や、ドアを閉めた音、ドライビング音など等、S600のあらゆる音を堪能できます!これは必見です!
タミヤからはS800の他にも、
ホンダS2000タイプV 【Amazon】も発売されています。最新型のS2000と並べてみて見ると、やはり時代を感じますねー。
今回のS800は、
見ながらつくるプラモデルの本 【Amazon】と一緒になっていた物を組み立てましたが、模型店やオンラインショップでは、殆どこのタミヤのS800は見当たらず、購入自体が難しくなってきてるかもしれないです。
新品で入手できない場合は、ヤフオクなどをチェックしてみるといいかもしれません。