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タミヤ 1/35「ティラノサウルス情景セット」のプラモデル製作記

タミヤ 1/35「ティラノサウルス情景セット」完成品写真

ティラノサウルスは、約6500万年前の白亜紀後期に生息していた体長12m前後、体重は5t程の肉食恐竜(獣脚類)です。恐竜の中では最強でした。

「ティラノサウルス情景」製作記

今回製作したのは、タミヤから発売されている1/35恐竜世界シリーズNo.2、「ティラノサウルス情景セット」。

ティラノサウルスは走ってる姿勢と歩いてる姿勢、また口を開けた状態と閉じた状態を選んで組立られます。

ベースサイズは横32cm、奥行き17cm、ティラノサウルスが全長38cm、全高14cmとこのシリーズの情景の中ではけっこう大きめです。

あと、この恐竜シリーズはなぜかベースに岩を1つだけ別パーツで接着するようになってるんですけど、なんで全部一体成形にしてしまわないのか謎です。

早速組み立てていきます。

ティラノサウルスは金属の棒で体を支えるようになってますけど、仮組みしてみた感じだと、歩いてる姿勢であれば重心位置が多少ずれてる程度で、ちょっとベースを傾ければ自立させられます。

左足裏にはベースに固定するための突起がありますが、この突起をベース裏側から支えてやれば、金属棒を使わなくても済みそうです。

そこで、ベース裏側に透明プラパイプを接着して、突起を支えることにしました。透明プラパイプはランナー等で補強しておきます。

また、念のため右足裏にもプラ棒を差し込み、両足で支えることにしたので、ベースの右足部分にもピンバイスで穴を開け、ベース裏に透明プラ棒で支えを作ってます。

右足裏には、太めのランナーを差し込んで接着。 これで金属棒を使わず、ベースに差し込むだけでティラノサウルスを自立出来るようになりました。

C1部品には金属棒を通すための穴が開いていましたが、不要になったのでエポキシパテで埋めておいてます。

べースの塗装はこちらのトリケラトプスの製作と同じ様に塗装してます。

ソテツの幹部分は、3つのパーツを合わせて組み立てますが、合わせ目は接着剤を多めに盛り合わせ、乾いたらリューターで周りに合わせて凹凸を付けつつ消しておきました。

ソテツの葉は以前作ったパラサウロロフスの時とは、紙の”目”が逆で、そのままだと折り曲げづらいので、半分に折る際はエッチングベンダーを使って折り曲げました。

葉の組立は金属線を半分にカットして、最初に葉っぱを取り付けてからC3部品に取り付けてくことにします。

まずは、木工用ボンドを金属線に付けて、葉を接着します。

ボンドが乾いたら、1mm幅程度に切り込みを入れ、C3部品に取り付け。取り付けはゼリー状と液状の瞬間接着剤を混ぜ合わせ、伸ばしランナーに付けて接着していきました。

金属線を折り曲げて接着したので、ソテツの幹部品の突起がじゃまで取り付けられなくなりましたので、ここはカットしておきます。

あとは葉の垂れぐらいなどを調整して完成です。C3部品と幹部品の合わせ目は特に消したりせず、そのままにしてます。

ソテツはベース右側にも穴を開ければ取り付けられるようになってますけど、指示通りの位置に2本設置。

ティラノサウルスは、胴体部分は接着剤を多めに盛り、乾いたらはみ出した接着剤をデザインナイフで取り除き、合わせ目を消しておきます。

問題は頭部分です。口を開いた状態で組み立てる事にしましたけど、上顎と下顎部分の境目にけっこう隙間が空いてます。

ここはエポキシパテを盛って、ヘラで均して隙間を埋めておきました。

頭部分と胴体の接着部分にもけっこう隙間ができるので、ここもエポキシパテを盛って、ヘラでならしておきました。

足の部分の合わせ目も、せっかくなのでエポキシパテで埋めてみることにします。

まずは、しっぽ部分のテクスチャーを型取り君で写し取ります。

そして、合わせ目部分に盛ったエポキシパテに押し当て、ウロコ模様を再現していきますが、ちょっとモールドが浅い感じがしましたので・・

ヘラで1個1個深く掘り直していきました。たったこれだけの面積ですけど、掘り直しに1時間程かかってます・・。

パテが乾いたら800番程度のペーパーをかけて仕上げておきます。

一応、合わせ目は消えましたけど、ここは普通に接着剤を多めに盛って消しても良かったかなという気がします。手間もかかったし、ここはちょっと余計なことをしたかも。

右足部分は接着剤を多めに盛って、Pカッターで彫り直しましたけど、ここもちょっと掘りが深かったかな・・。

多少ウロコ模様が消えても違和感はないので、場合によってはあまり掘り直したりはしない方が良い結果に終わるかもしれませんね。

組立が終わったら塗装です。

まずは全体にホワイトサーフェイサーを吹きつけ、口の中を「ブラウン」+「サンディブラウン」の混色で塗装。

そして、首からしっぽにかけての底面を「セールカラー」で塗装し、体全体を暗めのオレンジっぽい色で塗装しました。

調色は「58 黄橙色」や「81 あずき色」、「7 ブラウン」などを混色しましたけど、色々試しながらやってたのでハッキリした配合は不明です。

そして、最初に調色した色にレッドブラウンを多少混ぜた色で、模様を適当に描いていきます。ツメはジャーマングレーで塗装。

歯はセールカラーで塗装しました。マスキングはせず、エアブラシで角度を考えながら細吹きで塗っていきます。

そして、エナメルのレッドブラウンでウォッシング後、バフとフラットフレッシュを混ぜた色でドライブラシ。

ただ、ドライブラシの雰囲気がちょっとイメージと違ったので、拭き取って色々修正してる内に色の感じがちょっと変わってしまいました。。

最終的にドライブラシは殆どせずに仕上げてます。

目はレッドブラウンを全体に塗った後、ブラックで中央を塗装しましたけど、目の部分の面積が大きいせいか、イマイチしっくりこなかったので、上からバフを薄く吹き付けてコントラストを少し弱めてみました。

最後に目をエナメルクリアーで塗って完成。

ティラノサウルスはもうちょっと明度を高めに塗装した方が良かったかな、という感じもしますけどこのまま進めます。

パラサウロロフスの骨は最初にホワイトサフを塗り、上からセールカラーを塗装。エナメルのレッドブラウンでウォッシングして、バフにホワイトを混ぜた色でドライブラシして仕上げてます。

プレートはサンディブラウンで塗装後、エナメルのレッドブラウンでウォッシングして、バフでドライブラシ。

その後中心部分をマスキングして、周りの縁を「サンディブラウン」+「ダークアース」の混色で塗装してます。

ティラノサウルスのプラモデル

これで完成です!倒木や骨類はベースに固定せずに、置くだけにしてます。

今回作った「ティラノサウルス情景セット」はこちら。
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