マスキングテープ
マスキングテープは、プラモデルを2色以上に塗り別けるときに使う紙テープです。
セロハンテープなどを使うと、テープの境目から塗料が滲んで来たりするので、必ずマスキングテープを使いましょう!
ただし、マスキングテープでもホームセンターに売ってある物の中には、糊が強すぎて下地の塗装を痛めたりする場合があるので、使う場合は問題が無いか確認してから使った方が良いと思います。
オススメなのは、写真の田宮模型から発売されているマスキングテープ。これは糊が強くも弱くもなく扱いやすく、トラブルなく安心して使えます。
凹凸にも馴染みやすく、カッターで細切りすれば、かなりの曲線にもマスキング可能です。
幅も40mm、18mm、10mm、6mmの4種類あって、ケースバイケースで使い分けられる上、専用のケースもあるのですぐにカットして使えるし、テープの側面にホコリが付きにくいのも便利。
詰め替えのテープも発売されていて、専用ケースに収まるテープ幅は、18mm、10mm、6mmの3種類、ケース無しで40mm幅のマスキングテープもあります。
ただし、このタミヤの40mm幅テープだけは、他の3種類とはちょっと作りが違うようで、糊が強いです。
シルバー塗装など塗膜が剥がれやすい塗装の上に貼る場合は、一度手の甲などに貼り付けて粘着力を弱めてから貼った方が安全だと思います。
とりあえず、マスキングテープに関しては、このタミヤのテープを使うのが安全で確実だと思います。
ハイキューパーツ 「円形マスキングシート」
こちらはハイキューパーツから発売されている、円形にカットされたマスキングシート。1mm~6mmまで、円形にカットされたシートが1枚入ってます。カットされている数は、写真右の画像と同じです。
丸くテープをカットする場合、大きめの円はサークルカッターで、小さめの円はポンチでくりぬくことでも作れますが、最初から非常にキレイにカットされているとかなり便利。
ポンチでくりぬくと、シャープな断面になりにくかったりしますしね。
実際に使うときは丸い方を使ったり、回りの余白の方を使ったりと、両方使えます。
あるとかなり便利です。
「Mr.細切りマスキングシート」
こちらはGSIクレオスから発売されている、1mm、2mm幅に細切りされているマスキングシート。
カットされている部分のサイズは、16.5×9cmで、1mm幅と2mm幅にカットされたシートがそれぞれ1枚ずつ入ってます。
最初からキレイにカットされているので、自分でカットする手間が省け、艦船模型など細かい部分のマスキングに便利に使えますよ。
細切りの他、丸・三角にカットされたシートも発売されてます。
アイズプロジェクト 「マイクロマスキングテープ」
こちらはアイズプロジェクトから発売されている、極細のマイクロマスキングテープ。
幅は、0.4mm、0.7mm、1.0mm、1.5mm、2.5mmの5種類あり、細かく入り組んだ部分のマスキング等に活用できます。
最も細い0.4mm幅は、1/700艦船模型の甲板塗り分けにピッタリのサイズです。
マスキングゾル
マスキングゾルは液体状のマスキング材で、塗ってしばらくすると乾燥して半透明になり、剥がせるようになります。
写真はGSIクレオスのマスキングゾルですが、「マスキングゾル・NEO」と、「マスキングゾル・改」の2種類発売されています。
それぞれの特徴は以下のような感じ。
●マスキングゾル・NEO
・乾燥後、剥がしやすい
・乾燥後、カッター等で余分な部分を切り取ることは出来ない
●マスキングゾル・改
・乾燥後、やや剥がしにくい(特に薄い部分)
・乾燥後、カッター等で余分な部分を切り取ることが出来る
マスキングゾル・ネオに関しては、乾燥後にカットすることが出来ない野得、マスキングテープでは覆いにくいような曲面、細部の隙間などを埋めるような感じで使うのが良いと思います。
テープだけで全てを覆うと時間がかかる場合でも、ゾルを併用するとだいぶ楽にマスキング可能になりますから。
ただし、このマスキングゾル・NEOは塗料によっては下地に色が移る場合があるようで、この辺ちょっと注意しておいた方が良いかもしれません。
下地が赤の上にマスキングゾル・NEOでマスキングして、上からブラックを塗装したら、下地の赤にもうっすらとブラック色が移ってました。
今まで、いくつか色写りしたケースがありますけど、ちゃんとキレイに塗り分けられるケースの方が多く、ゾルの厚みが薄くなってるところが色写りしやすいのかも知れません。
上の写真のシートの場合だと、シート部分に写ったブラック色は、ティッシュで乾拭きしたらキレイに落とす事が出来ました。
個人的には、マスキングゾルに関しては、テープの隙間を埋めるような使い方しかしておらず、値段が安く剥がしやすいゾル・NEOをメインに使ってます。