1から始める、プラモデル・模型の作り方!

プラモデル製作に便利な「プラリペア」&「型取くん」を紹介!

プラリペア

武藤商事から発売されているプラリペアは、粉と液を混ぜると約5分~10分で固まる造形補修剤。

このプラリペアは、固まるとプラスチックと似たようなアクリル樹脂になり、容着してプラスチックと完全に一体化してしまいます!

強度的にもプラスチックと似たような感じで、強度も十分。一部が欠けてしまったパーツでも、プラリペアを使えば完全に再生させることも可能なんです。

プラリペアは部品の破損修理以外にも、部品の合わせ目消しやパテ代わりしたり、部品の補強に使ったりと色々使え、通常のプラスチック用塗料で塗装もできます。

ただ、乾燥後はプラスチックより硬くなるので、パテ代わりに使う場合は適当に盛ると、削って形を整えるのに苦労するので注意しておいたほうが良いと思います。

液は専用のボトルに入れ、ニードル先端から8mm程手前の穴から出て、先端に溜まるようになってます。ここがすごく良く出来てる所で、先端から液が出るわけではないので、先端に粉をつけても目詰まりすることがないんです。

一つ注意点として、特に冬場は指の熱でボトル内部の温度が上がり、ボトルを傾けると液が出続けてしまう場合があります。

それを防ぐ為には、気温が低い場合はボトルの回りにティッシュ等を巻いて、出来るだけ指の温度がボトルに伝わらないようにしておくと良いです。1枚で足りない場合は2枚、3枚と巻いて使ってます。

使い方は簡単で、液を先端に溜まらせてから粉を吸わせ、補修したい箇所につけるだけ。液の量はボトルの押し加減で自由に調整出来ます。

使い終わったら、ニードル内部に溜まった液をブロアーなどで吹き飛ばしておくと良いです。内部に溜まったままだと液が固まって詰まってしまう場合がありますから。

もし、詰まってしまった場合はライターでニードル部を軽く炙ると、つまりが取れてまた使えるようになります。

粉の色はホワイト(白)・ブラック(黒)・レッド(赤)・イエロー(黄)・ブルー(青)・クリアー(透明)の、全6色。

模型用には着色無しのクリアーが使いやすいように思います。普段はあまり使いませんけど、いざ使うときにあると何かと便利です。

パーツ補修の決定版!プラリペア 【amazon】

武藤商事 プラリペア 【楽天価格比較ページ】

型取くん

「型取くん」は、お湯につけて熱を加えると柔らかくなり、冷えると固まるポリエチレン樹脂製の型取り剤で、何度でも繰り返し使うことができます。

単純形状のパーツであれば、型取り君を使って型をとり、プラリペアやタミヤの光硬化パテを型に詰めれば、簡単に複製することができます!

まずは型取りくんをお湯(熱湯)につけて柔らかくし、その後複製したいパーツに押さえつけます。写真は押さえつけるようなパーツではないので、全体を包むように型を取ってます。

型取りくんが冷えて固まったら、一部をカッターでカットしてパーツを取り出します。

複製した型の内部に気泡などが無ければ、プラリペアを詰めていきます。気泡が目立つようなら、納得いくまで型を取り直しましょう。

プラリペアを型に詰める時は隅々まで行き渡るように、また気泡が入らないように気を付けておきます。

硬化後、型から取り出してみて気泡や欠けが無いようであれば、余分な部分のバリ等をヤスリやリューターで落とし、塗装して完成です!

写真右は、上が複製したパーツで下が元のパーツ。

細かい部分がちょっと曖昧になってますけど、単純な形状のパーツであればほぼ完璧に複製することができますよ。

単純形状のパーツ複製に「型取くん」 【amazon】

武藤商事 型取くん 【楽天価格比較ページ】