真鍮線を半田付けし、艦船模型のマストを自作する
1/700艦船模型の場合、プラスチックのマスト部品だと太く、そのまま使うとリアリティに欠けてしまいます。
そこで、マストを真鍮線をハンダ付けして自作するとけっこう良い雰囲気になってくれると思います。
このページでは、真鍮線の半田付けのやり方を紹介しています!
真鍮線の半田付け方法
まずは適当なベニア板等に、直角に交わる十時線を描いて、その上に真鍮線を保持するためのマスキングテープを貼りつけます。
十時線は真鍮線の水平を出す際、分かりやすいように書いてます。
縦に貼る部分のマスキングテープは糊面を表側にして、上下のテープで固定しておきます。両面テープだと真鍮線に糊が残ってしまう場合があるので、マスキングテープがオススメです。
そして、マスト部品やその他資料等を参考に、適当な長さにカットした真鍮線を固定します。この時は、余裕をもって多少長めにカットしてます。
写真は0.3mmの真鍮線を使っています。
マスト部品を重ねて、大まかな位置などを確認、調整しておきます。
次に縦の支柱部分の真鍮線を取り付けますが、リューターなどで回転させながら、先端をペーパーで細くしておくとキレイに仕上がると思います。
この縦部分の真鍮線は、0.4mmを使ってます。
縦部分の真鍮線は上下をマスキングテープで止めて固定。
この状態で半田付けを行いますが、太洋電機産業から発売されている「goot SD-46/ステンレス用クリームハンダ」を使うと非常に簡単に半田付けできます。
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まず、半田付けしたい部分にクリーム半田を少量つけます。
そして上から半田ごてで押さえます。これだけで、ハンダがキレイに流れて、あっという間に半田付けが完了します!
半田ごては、20Wタイプを使ってます。半田付けが終わったら、歯ブラシなどで余分なフラックスを水で洗い流しておきましょう。
そしてマスト部品などを参考に、真鍮線の長さをカット。その後、角度をつける部分などは真鍮線をペンチで挟んで曲げておきます。
これで、真鍮線のハンダ付けは完成です。この後は、プラスチックのマスト部品から部品を移植したり、組み込んだりしたりして船体に固定していきます。
完成。写真のマスト下部は、プラスチック部品をそのまま使ってます。
プラスチック部品をそのまま使うよりは、随分精密感が増してきます!