艦船模型のホーサーリールをディティールアップ
艦船模型(ウォーターライン)のホーサーリールをエッチングに置きかえて見ましょう。
ホーサーリールのエッチングは、細かくて取り付けがめんどくさいですが、出来上がれば地味に精密感がアップしてくれます!
まずは、平ノミや平刃のカッター等でキットのホーサーリールを削り落としましょう。
ホーサーリールのエッチングは各メーカーから色々発売されてますが、今回はライオンロアのエッチングを使ってみました。各種サイズがセットされて、数も多いです。
エッチングを曲げて組み立てる際は、出来るだけキレイに、直角に曲げるよう気をつけておきます。斜めに曲がると汚くなってしまいますから・・
曲げたら、底面に瞬間接着剤を付け接着していきます。
一気につけるのが不安であれば、位置決めして、ピンセットなどで押さえて伸ばしランナーの先に瞬着を付けて固定するといいと思います。
接着したら、次はロープ部分をプラ棒などで再現していきましょう。ロープ部分に使うプラ棒はエバーグリーンから発売されている、0.5mmのプラ棒を使ってます。
大体の目分量でカットして、現物合わせで細かい調整をしてます。サイズの小さなホーサーリールは、この0.5mmプラ棒を接着するだけで終わらせてます。
プラ棒をカットする際は、平刃のカッターなどを使い、刃が真っ直ぐになってる部分を内側にしてカットすると、比較的真っ直ぐにカットできるかも?しれません。
写真右は小型のホーサーリールにプラ棒を接着したところ。小さいので接着もやりにくいです・・
大き目のホーサーリールの場合は、0.5mmプラ棒に銅線を巻きつけて、ロープを再現してます。プラ棒に銅線を巻きつけて、上から瞬間接着剤を少量流して固定します。
写真はフラグシップの0.14の銅線を使ってますが、0.2mmぐらいでもいいと思います。0.1mmだと細すぎて塗装するとただの棒のようになってしまい微妙です。
ロープ部分は、極小スプリング(ウェーブのA・スプリング等)をカットして再現するなど、他にも方法あると思いますけど、スプリングを平行にカットするのはかなり難しいかも・・。
キレイにカットできればスプリングも使えると思います。
カットして、平行が出てないようであれば、ヤスリをかけてなるべく平行を出しておきましょう。
ただ、部品が小さいので、このヤスリがけは非常にやりにくいですよね。。写真はタミヤのクラフトピンセットで挟んでヤスリがけしてます。
接着は、ヤスリホーサーリール内側に瞬間接着剤を少量つけて、ロープ部分を取り付けていきます。ここは、ロープ部分がエッチング本体と出来るだけ平行になるよう、気をつけながら接着していきます。
ホーサーリールのエッチングと合わせるとロープ部分が斜めになってしまう場合は、無理して合わせずに、隙間が出来てもいいので平行になるよう取り付けた方が見た目が良いです。
隙間は瞬間接着剤を流し込んで埋めておけばOKです。ここが平行でないと、見た目がどうしても汚く見えてしまいますから。
写真左は取り付け終わったところ。この後船体の組立、塗装まで終わらせたのが写真右の状態。ここからロープ部分を着色していきます。
写真はMr.カラーの53 ライトカーキ(バフ)を使ってますが、好みの色で塗装すればOKです。細筆で塗装していきましょう。
写真は「タミヤモデリングブラシHF 面相筆 極細」を使ってます。
塗料が乾けば、完成です!
写真右は最初のキット状態。ホーサーリールは細かいですけど、エッチングに置き換えるとかなり精密感上がります。
写真左のように、キットのままだとどうしても塗料がはみ出しがちになりますしね。。エッチングに置き換えると、ロープ部分が船体と接してないので、キレイに塗りわけ出来ます。
写真右はプラ棒だけをセットした小型のエッチングホーサーリール。小さいのはプラ棒だけでも違和感ないと思います。