カーモデル・ウィンドウ外周のマスキング&塗り分け
カーモデルの透明ウィンドウ外周は、セミグロスブラックで塗るケースが多いですよね。
ここは完成後もけっこう目立ってくるので、塗料が滲んだりすると、ちょっと残念な作品になってしまいますが、逆にバッチリ塗り分けられるとそれだけで完成度も高まります!
コツは、マスキングテープの縁をしっかり密着させておく事と、エアブラシで薄く乾かしながら塗装することです。
このページでは、専用のウィンドマスキングシートがある場合と、無い場合のマスキングを紹介してみたいと思います。
ウィンドウマスキングシートが無い場合
ウィンドウマスキングシートが無いケースのマスキング方法です
外周に段差があるウィンドウの場合
外周に段差がある場合。色々方法があると思いますが、型を取って1枚でマスキングします。
まず、マスキングテープをウィンドウに貼り付けて、シャーペンで型を取ります。
型を取ったマスキングテープを一度剥がしてカッティングマットに貼り、線に沿ってカッターで切り取ったら、ウィンドに貼って完成です。
・・が、これだとどうしても若干のズレが出て来てしまうので、小さくカットしたマスキングテープを貼っていった方が良いかもしれないです。
小さく切ったマスキングテープを貼る
型を取って1枚でマスキングするのではなく、外周の形に合わせて小さくカットしたマスキングテープを貼り合わせてマスキングしてみます。
直線部分は細切りのテープを貼って合わせていき、曲線部分はシャーペンで型を取ってカットしたテープを何枚か貼ってマスキングしていきます。
外周を全部貼り終わってから内側をマスキングして、エアブラシで塗装。
筆塗りではどうしても塗料が滲んでしまいがちなので、エアブラシで薄く乾かしながら、塗料がマスキング内に入り込まないよう内側から外側に向かって吹き付けていきます。
これで、完成です。エアブラシを使って薄く乾かしながら塗れば、ほぼ滲むことは無いです。
段差がないウィンドウの場合
外周に段差がない場合は、部分的に合わせながら小さなマスキングテープを貼っていくのが、おそらくベストだと思います。
型を取って1枚で貼る場合は、裏からトレーシングペーパーを当ててシャーペンで塗り分けラインをなぞっていきます。
そして、カッティングマットの上に貼ったマスキングテープの上に、トレーシングペーパーを貼ってから、トレーシングペーパーのラインに沿ってカッターでテープをカットして、貼り付けます。
ただ、やっぱりどうしても部分的に合わない所も出てくるので、そういう所は改めて細切りにしたテープなどを貼って、修正しておきます。
あとは、エアブラシで塗装すれば完成です。
ウィンドウマスクシールがある場合
最近のタミヤのキットには、ウィンドマスキングシールという、あらかじめ窓部品に合わせてカットされたマスキングテープが付属してます。
これは非常に便利なアイテムで、カーモデル塗装の難所(?)でもある、ウィンドウ部品のマスキングが簡単に出来てしまいます!
このウィンドウマスクシールを、貼ってみます。
シールは端の方をカッター等で軽くめくって、ピンセットでつまんで貼ると、やりやすいと思います。
ウィンドウマスクシールは所々完全にカットされておらず、若干つながってる部分もあったりします。
めくって引っかかる場合は無理して剥がさず、カッターで切り離して剥がしたほうが無難です。
それと、このマスキングシールは意外と粘着力が強いので、一度貼ったら貼り直しは難しいです。
ある程度大きさのあるものは、台紙から剥がすと丸まったりするので、手でまっすぐ伸ばしておきます。
位置決めがこのマスキングシートの成功のポイントなので、慎重に合わせていきましょう。
フロントやリア等、大きさのあるシールは台紙から全部剥がしてしまわず、台紙の一部だけ剥がして位置決めると貼りやすいかも。
その場合は、マスキングシールに印刷されてる緑の線上でカットして、マスキングシール周辺のテープを剥がします。
そして、台紙の一部を剥がして切り取ります。この状態で位置決めして貼り付けていきましょう。
位置が決まったら残りの台紙部分を剥がして、真ん中から外側に向かうように貼り付けていくと、シワになりにくくキレイに貼れると思います。
このマスクシートですが、面積が大きいと若干シートとウィンドウパーツ外周の塗装する部分(艶消しになってる部分)のサイズが合わない場合があります。
そのときは4分割ぐらいにカットして貼った方が良いかもしれないです。