缶スプレー内の塗料を空ビンに移す
缶スプレーでしか発売されていない色を、エアブラシや筆塗りで塗装したい事ってありませんか?
そんな時は、缶スプレーの中身の塗料を取り出す必要がありますけど、ストローを使うと簡単に塗料を取り出すことが出来ます!
このページでは、ストローを使って缶スプレー内の塗料を移し替える方法を紹介していきます!
ストローを使って塗料を移し替える
まずは、ストローを5センチぐらいに切りましょう。ストローを切ったら、セロハンテープを2枚ほど貼り付けます。
そして、ストローをスプレーの塗料噴出し口にテープで固定していきます。
回りをテープでぐるぐる巻きにしなくても、左右2枚も貼れば塗料が漏れたりすることは無いです。
ストローを固定したら、スプレーを噴射して空き瓶などに塗料を移し変えていきましょう。
移し変える際、ティッシュ等でビンにフタをしてやると、塗料の細かい霧が飛び散りにくいです。
それでも、多少は細かな塗料粉がもれてしまうので、外でやるか塗装ブース等の前で移し替えると良いと思います。
移し変えた塗料には、ガスが多く含まれてます。
ガスが残っているうちにエアブラシで塗装すると、スムーズに吹き付けることが出来ない場合があるので、ガスが抜けるまでしばらくそのまま置いておきましょう。
早くガスを抜きたいときは、ヘラ等でかき混ぜると塗料がブクブクと泡だって、早めにガスが抜けてくれます。
ただ、最初は一気に泡立つので極軽めに、慎重に混ぜた方が良いです。一気に混ぜるとすごい勢いで泡だって、塗料が溢れてしまいますから・・。
特に、割箸等の木製のヘラはより泡立つので、調色スティックなど金属製のヘラで混ぜた方が無難です。
泡は息をふきかけると簡単に消えてくれるので、息を吹きかけ泡を消しながら、調色スティックなどで混ぜて行きましょう。
あと、見た目にはガスが抜けたと思っても、実際にはまだ結構残ってたりするので、1日ぐらいはビンのフタを緩めに閉めておいた方が良いと思います。
キッチリ閉めておくと、次回フタをあける時に圧が高くなっていて、フタが勢いよく外れてしまうことがありますので。
それと、缶スプレーから塗料をビン等に移し変えると、塗料の温度が急に冷えてしまい、ビンの回りが結露してしまいます。
なので、缶スプレーから塗料を取り出してエアブラシで塗装する際は、一度空きビン等に移し、塗料の温度も室温と同じ程度になってから塗装した方が良いです。
いきなりエアブラシの塗料カップに塗料を移すと、エアブラシのキャップの裏などが結露して、塗装する時に塗料と水が混ざって失敗する場合があります。
少量の移し変えなら直接カップに出しても大丈夫だと思いますけど、大量に移す場合は一度他の入れ物に移して、塗料の温度が室温と同じぐらいになってから塗装した方が確実です。