1から始める、プラモデル・模型の作り方!

1/25 メビウスモデル「ハドソン・ホーネット 1953」のプラモデル製作記

ハドソン・ホーネット 1953年型プラモデル完成写真

「ハドソン・ホーネット 1953」製作記

今回製作したのはメビウスモデルから発売されている 1/25スケール「ハドソン・ホーネット」の1953年モデル。
ハドソン・モーター・カー・カンパニーが1951年から1954年にかけて製造していた車です。なめらかな流線型ボディはいかにもクラシックカーといった雰囲気です!



こちらがキットの中身。メビウスモデルのキットを作るのは今回が初めてですけど、パーツ精度等ぱっと見はそんなに悪くない感じ。タイヤには最初からホワイトリボンが塗装され、説明書はフルカラーなのがちょっと新鮮。

ボディはパーティングラインがちょっと強めに出てるのと、フロントライト部分にはヒケもありますが、全体的にそんなに悪くないです。メッキパーツはバリがあったり、ちょっと汚い感じなので、メッキパーツはメッキを剥がして塗装した方が良いかも。

製作はまずボディから。パーティングラインを消し、ヒケはパテ埋め、全体を800番のペーパーで均していきます。その他窓枠やドア枠、メッキ調で塗装する部分との境目等は、クレオスのラインチゼル0.2mmで深く彫り直しておきます。

メッキ調で塗り分ける部分も彫って境目をハッキリさせておくと、マスキングで塗り分けしたときにキレイに塗り分けやすいです。

サンバイザーはオプションで、取り付けるか取り付けないか選べますが、今回は付けて製作してみます。ちょっと厚みが目立つので、裏から削って薄くしておきました。

ボディ裏側からピンバイスで穴を開け、バイザーを取り付け出来るようにしておきます。一応穴を開ける場所に凹みがあるんですけど、ちょっとずれてたので修正が必要でした。間隔がちょっと狭かったです。

キーシリンダーは削り落として、インセクトピンに置き換えます。ルーフ後部にモールドの切れ目があったので、ここは瞬間接着剤で埋めておきました。

ホイールハウス部分は厚みが目立つので、裏から薄く削っておきました。

一通りペーパーがけが終わったら、サーフェイサーを吹き付けます。パーティングラインやヒケのパテ埋め等、キレイになってない部分は再度ペーパー掛けしてその部分にサフを吹いて仕上げておきます。

ウィンドウパーツを仮組みしてみたら、前後とも合わない・・・。フロントウィンドウはボディ裏側角部分が何カ所か当たっていたので、デザインナイフで削って合わせてます。

リアも当たってる部分を慎重に見極めて、ボディ側、ウィンドウパーツ側両方削って合わせておきました。作業中、ウィンドウパーツに傷が付かないよう、マスキングテープを貼って作業してます。

ボンネット上部に付けるパーツは接着面が殆ど無く、位置決めが難しいです。ここはパーツの裏にピンバイスで穴を開けて真鍮線を埋め込み、ボンネット側にも穴を開けて位置決めしやすくしておきました。

メッキパーツはフロントグリル部分にシワが出来てるので、メッキを剥がして、「メッキシルバーNEXT」で再塗装することにします。

フロントグリル部分、写真左の上側を使うようになってますが、後ろに凹みがあり、埋めるのが面倒そうなので下側のパーツの不要部分を削って使うことにします。

内装はMr.カラーの「20 ライトブルー」と「44 タン」のツートンで塗り分け。ボディは明るい青で塗装するので、キレイに発色するよう「GX1 クールホワイト」で塗装しておきました。

ボディ本体色は、クレオスのMr.カラー「34 スカイブルー」をベースに、「GX4 キアライエロ-」、「GX1 クールホワイト」を混ぜて塗装。屋根はMr.カラー「69 グランプリホワイト」に「44 タン」を多少混ぜた色で塗装してます。

ボディ色塗装後、ラッカークリアーを2回ほど吹きつけ、1500番のペーパーで塗り肌の凹凸を消してマット状にし、その後ウレタンクリアーでコートしてます。

ウレタンクリアーは今回、ロックペイント社の「マルチトップクリアーSH」を使ってみました。今まで主にフィニッシャーズのGP1を使ってきましたけど、GP1に比べると粘度が低く、ラッカークリアーと同じような感覚で吹き付けることが出来、乾燥も早いのでけっこう良いかも。

不要なキットに試し吹きした時は、塗りっぱなしでも殆ど塗り肌も無くキレイに仕上がったんですけど、今回はシンナーでの希釈がちょっと少なかったのか、ゆず肌気味になってしまったのでコンパウンドで磨いて仕上げてます。

ボディ塗装の最後はシルバー部分の塗装ですが、このマスキングは面倒くさすぎでした・・・。クレオスの「メッキシルバーNEXT」を吹き付けてますけど、ウレタンの上からだと非常にキレイなメッキ感が出ますね。ただ、食いつきがちょっと弱めになるような気もします。

ボンネットはボディと高さがちょっとずれてたので、裏側の一部にプラ板を挟んで、高さを調整してます。今回エンジンルームは組み立てて無いので、ボンネットは接着してしまってます。

シャシーパーツと組み合わせて、完成です!シャシーパーツとの合いはバッチリで、キレイに組み上がりました。
全体のフォルムも良く出来てるし、完成後はかなり満足感の高い仕上がりになると思います。

今回製作したプラモデルはこちら
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