1から始める、プラモデル・模型の作り方!

タミヤ 1/24「メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン」のプラモデル製作記

「SLRマクラーレン」完成写真

「メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン」は、メルセデス・ベンツとマクラーレンの共同開発。メルセデスベンツの車でありながら、イギリスのマクラーレンの専門工場で生産されてる車です。

5.4リットル・V型8気筒SOHCエンジンを搭載し、電子制御の5速ATで最高速度は330km以上出るそうです。すごい車ですね。価格もすごくて約5700万円だそうです。w( ̄o ̄)w

「SLRマクラーレン」製作記

プラモデルの箱

今回は、そんなスーパースポーツカーである、「メルセデス・ベンツ SLR マクラーレン」を作っていきます!

タミヤの1/24模型ですが、この「メルセデス・ベンツ SLR マクラーレン」、ボンネットとドアが開閉出来るようになってます。ただ、こういった開閉も出来るモデルはドアを閉じたときにキッチリ収まらず、段差が出来がちなんですよね。。

タミヤのキットなので、精度は非常に高いと思いますけど、塗装の厚みとか、ちょっとした事で結構隙間や段差が出来てきたりするので、出来るだけ限りドアとボディに隙間や段差が出来ないよう組み立てるのがポイントになりそうです。

キット内容1キット内容2

こちらが部品の中身。パーティングラインも殆ど無く、部品精度は非常に高そうな感じ。シャシーは塗装済みのダイキャスト製です。

着色済みのテールランプ、インレットマークにウィンドマスキングシールと、最近のタミヤ定番な感じ。メッキもキレイです。

エンジン部品は一体成形になってますがこのタイプは塗り分けがめんどいんですよね。。

とりあえず、エンジンや室内から作って、ボディは仮組みしてドアの開閉具合を見ながら製作していきます。

エンジンをエアブラシ塗装

エンジン部品のSLRの文字部分は、筆塗りしようか迷いましたけど、塗装を溶剤で剥がす事にした方がキレイに仕上がりそうな感じがします。

なので、まずサフを吹いて、上からラッカー系のシルバーを塗装。 その上からエナメル系のセミグロスブラックを薄く吹き付けます。

そして先の細い綿棒にエナメル溶剤を含ませて、凸部分のラインや文字の塗料を拭き取っていきます。

後は、拭き取った部分にマスキングして他の部分はラッカーのセミグロスブラックで塗装していきました。

ボルト等のシルバー部分は筆塗りしようか迷いましたけど、マスキングしてエアブラシで塗装してます。

エンジン部分は一体成形になってて、マスキングが面倒です。細切れにしたテープをちまちま貼って、細かい隙間はゾルを塗って埋めてます。

塗り分けましたけど、はみ出しというか、テープが微妙にずれて貼られてる部分のシルバーがちょっと目立ちますね・・

ここはエナメルのセミグロスブラックをスミ入れの要領で流し込んで、修正しておきました。

両サイドの小さなボルト部分は突起を削り落として、インセクトピンの0号を埋め込んでみました。他、エンジン塗装してパーツ組立て、エンジンルームは完成です。

内装は赤・黒のツートンで塗り分けます。まずは赤で塗装する部分の下地として、発色を良くするためにクレオスの「Mr.ベースホワイト1000」を塗装。

その後「3 レッド」を塗装して、「68 モンザレッド」+「59 オレンジ」の混色で中心部分を塗るように、極軽くグラデーションをかけてみました。

シートは赤・黒のツートンなので、マスキングして塗り分けます。幅1mm程に切ったマスキングテープをシート外周に貼っていき、内側はマスキングゾルでマスキング。

エアブラシでセミグロスブラックを塗装して、セミグロスクリアーを吹き付けて全体の艶を整えておきました。

最後にシートの赤部分は、ハセガワのセラミックコンパウンドで極軽く艶出しして、艶に変化を持たせてみました。

シート後部、一部シルバー塗装するヶ所がありますが、ここはメタルックを貼ってみます。

まずはマスキングテープを貼り、突起部外周を鉛筆でなぞって型をつけ、次にテープをメタルックに貼り、鉛筆ラインに沿って切り抜いて模型に貼り付け。

はみ出した余分な部分は、デザインナイフで切り取り取って完成です。余分な部分を切り取るときは、新品の刃を使ってメタルックのみを切るように、極弱い力で切り取ります。

ちょっとしたアクセントになって良い感じになったと思います。それと完成後に気付いたんですけど、ここは赤と黒のツートンの塗り分けラインを間違ってたみたいです。本来は赤部分がもっと後ろまで続いてます。

ダッシュボード部分は、メーター部品は後で付けないと赤いパーツをはめることが出来ません。ですが、先にメーター部品を付けてしまったたので剥がすことに。

キレイに剥がれたので良かったですけど、ちゃんと説明書見ておかないとダメですね。。

フロント部分のエンブレムは、最初マスキングして塗り分けてみましたけど、テープを剥がす際に塗装も一緒に剥がれてしまいました。

なので、セミグロスブラックを塗装後、溶剤を含ませた綿棒で塗装を落として塗り分けてみました。

ホイールはメッキがちょっと軽い感じがしたので、メッキを落として、「メッキシルバーNEXT」で塗装し直してます。

内装やシャシー部分の組立は、精度も完璧で特に問題も無く組み上がってくれました。

ボディはドアやボンネットは開閉するようになってますが、仮組した時点でほとんど隙間が無く、特に右のドアは干渉してちゃんと閉まらない状態。

このまま塗装したら間違いなく塗料の厚みで閉まらなくなるので、リューターやカッターで削り、隙間を調整して広げていきます。まずは、シート横のシャシー部分を全体的に削っていきます(写真右)。

ドア周辺やフロントフェンダー後部も削ります。

ボディーパーツのドア前方部分や、ボンネット後部もカット。

ボンネット内側のサイド後方部分も全体的に厚みを薄く削り、ボンネット上のA25,26部品の周辺も多少隙間が出来る用に削っておきました。

色々いじってる内に、フロントのバンパー下部を折っちゃいました・・ 結構細いんで気をつけてはいたんですけどね。。ここは流し込み接着剤でくっつけておきます。出来るだけ力加えないように作業していけば、多分大丈夫でしょう。

だいたい、キレイに収まるようになりました。

塗装ですが、ボディ色はホワイトで塗装することにします。塗料はラッカー系のMr.カラーを使用。

サーフェイサーはホワイトサフを使いますが、そのままだとどうもグレーっぽく暗めに発色する気がするんですよね。。なので、ホワイトサフに「19 サンディブラウン」を混ぜて、暖色系のホワイトサフに調色してます。写真右の左が普通のホワイトで、右が調色したサフ。

上塗りの本塗装も、「GX1 クールホワイト」に「19 サンディブラウン」を若干混ぜて、少し暖色系のホワイトになるよう調色して塗装しました。

で、塗装中ホコリが入ったのを取ろうとしたら、ちょっとピンセットずれて塗装面傷つけてしまうし。。( ̄□ ̄;) 修正出来たかもしれないですけど、シンナーに付けて塗装全部落として、やり直しました。あ~あ・・。

塗装したら、乾燥させてソフト99クリアーを塗って、コンパウンドで磨いて仕上げ。ソフト99塗装後、約1時間ぐらいしてコンパウンドで磨き始めましたけど、まあそこそこキレイになったかな?という感じです。

塗装後、ドアをはめてみると・・

せっかく仮組して合わせたのに、ちゃんと閉まらず隙間が空いてしまってます。。( ̄□ ̄;)

透明のウィンドウ部品を付けたら、厚みでボディ側のルーフ部分に干渉してきたみたいです。 仮組みの時に透明ウィンドウ部品を付けてなかったのが失敗でした。。

ここは軽くウィンドウ部品を削ってみたりしましたけど、多少隙間は残ってしまいました。

フロントとリアのウインドウは、はめ込み式で接着不要です。 前後に多少広げるようにしてはめ込むんでやると、抜群の精度でキレイにはまってくれます。

あとは、テールランプやワイパー、インレットマークなど細々した物を取り付けていきます。テールランプはメッキを落として接着しておきます。

SLRマクラーレンのプラモデル完成品

完成です! ボディとフロントバンパー、フェンダーとの合いはバッチリなので、ドアパーツの適合が上手くいかなかったのがちょっと悔やまれます。

やっぱり開閉式は、完成後のパーツの合いがちょっと難しいですね。 気になるなら、ドアを開いた状態で飾っておくか、閉じておく場合は最初から接着して一体化させてしまうのも有りかもしれないです。

それ以外は精度も高く、ストレス無く組立てられました。

今回製作した模型はこちら!
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