ハセガワ 1/200 「ANA ボーイング747-400D」完成写真
ANA ボーイング747-400D 製作記
今回製作したのは、ハセガワの1/200「ANA ボーイング747-400D」。
現在は絶版で、カスタマーサービスにデカールの予備があるのか不明ですけど、デカールの予備は無いものと考え失敗しないよう慎重に貼らないと。。
デカールの機体記号はJA8960になってますけど、最終号機のJA8961に変更して製作していきます。
機体の組み立て、下地処理
まずは窓を埋めるため裏側からプラストライプを接着。747-400は1/200でも機体の長さは34cm程あります。強度を上げるため不要なランナーを内部に5本程プラリペアで接着しておきました。
飛行状態用のスタンドを差し込むパーツは、機体下面と面一になるよう内部に埋め込み、プラリペアで補強してます。あと、重りを紛失したので適当な金属を代わりに入れておいてます。
このキットは機体の右後ろに四角い突起があるんですけど、これは切り落としておきました。何かのディティールを表現してるんでしょうけど、謎です。
窓はポリパテで埋め、気泡が入ってた所はウェーブの黒い瞬間接着材を付け、ペーパーで平らにしていきます。主翼はグレーの塗り分けラインが凸モールドになってるので、スジボリ用のガイドテープを貼って凹モールドに掘り直してます。
エンジン後部は薄く削って多少でもリアリティ出るようにしておきました。(写真右の右側が削った状態)
ANA機をキレイに作るポイントは、機体の塗り分けでしょう。デカールで仕上げようと思ってもぴったり合わないので、キレイに仕上げるなら塗装一択です。ただ塗装で仕上げる場合も塗り分けラインを決めるのが難しいんですよね (*_*;
そこで今回はまず最初にデカールを貼り、デカールに沿ってスジボリし、凹モールドを付けてそれをガイドにマスキングして塗装することにしました。
デカールに沿ってスジボリ用のガイドテープを貼り、クレオスのMr.ラインチゼル(0.3mm)でスジボリしていきます。
機体下部のグレーの塗り分けラインは、まず機体を水平にセット。そしてクレオスのMr.バイスに鉛筆を取り付け、水平にラインを引いてそのラインにガイド用テープを貼ってスジボリしてます。尾翼近くの曲線はスジボリせず、現物合わせでマスキングします。
スジボリが終わったらデカールはペーパーで削り落としておきます。
その後主翼を接着。胴体と主翼の付け根前方に合わせ目が出来るので消しておきます。全体をペーパーやスポンジやすりで磨き、サフを吹いて平滑な下地を作っていきます。
スジボリして作った塗り分けラインもわかりやすく残ったと思います(写真中、右)。スジボリはもうちょっと浅くても良かったかもしれないですね。
塗装~完成
下地が出来たら次は塗装です。クレオスのANA旅客機カラーセットを使って塗って行きます。
まずはホワイトから。隠蔽力の強いクレオスの「クールホワイト」を3回程エアブラシで吹き付けて白を発色させ、最後に「エアライナーホワイト」で塗装。
次にマスキングして「モヒカンブルー」を塗装しますが、モヒカンブルーを塗る前にスーパークリアーⅢを薄く吹き付けて、モヒカンブルーがマスキング部に滲まないようにしておきます。これは塗り分け毎に必ずやっておきました。
モヒカンブルーを塗装したら、そのまま重ねてマスキングして「トリトンブルー」を塗装。一旦マスキングをはがし、機体上部をマスキングして機体下部を「エアライナーグレー」で塗装してます。
最初にスジボリして塗り分けラインを作っておいたので、塗り分けはだいぶ楽でした。
この後は細部を塗装後デカール貼っていきますが、デカールには「リキッドデカールフィルム」を塗ってから貼ってます。デカール貼ったらソフト99ボデーペンクリアーを砂吹きから初めて、3回ほど厚塗り。800~1500番のペーパーで磨いてデカールの段差を消します。
最後にウレタン(マルチトップクリアーSH)をシンナーで20%程薄めて、一回吹き付けて終わり。
・・なんですけど、
やってしまいました (*_*;
主翼の端を持ってウレタンを塗装し、最後に飛行展示台にセットして残った主翼端を塗装してるんですけど、セットが緩くてスタンドから模型が落っこちちゃいました。。
使い捨てのビニール手袋をして塗装してるんですけど、その手で模型をつかんだら、塗装面がシワだらけに。。特に機体下部の中央から前部にかけてひどく(写真左)、機体上面も結構シワが目立つ状態。
とりあえず乾燥後に1500→2000→3000番のトレカット(マイスターシート)で磨いて取り除けるだけシワを取り除き、コンパウンドで磨いて修正しました。
一時はもう駄目かと思いましたけど、通常飾る分には問題ない程度まで回復出来たので、まあ良かったかなと思います。
で、コンパウンドで磨いてたら機体上部の突起が折れました (p_-)
突起の根元付近までペーパー当ててシワを取ってたので、その部分をコンパウンドで磨いてたら引っかけてしまいました。
突起は最後にエポキシ接着材でくっつけておきましたけど、トラブルはトラブルを呼びますね。。
ウレタンクリアーは、薄い水の膜を張ったような深みのある艶が出しやすいので、扱いはちょっと面倒ですけどウレタンで仕上げたいかな、と思ってます。機体記号はJA8961に変更して製作しました。
今回製作したキットはこちらです!
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