タミヤ 1/48「零式艦上戦闘機21型」完成写真
零式艦上戦闘機21型は、堀越二郎を設計主任として三菱が開発した日本海軍の戦闘機。徹底した軽量化で航続距離は3000km以上。トータルで3600機程生産されてます。
ゼロ戦21型(A6M2) 製作記
今回製作したのは、タミヤの1/48プロペラアクションシリーズ、「日本海軍零式艦上戦闘機21型(A6M2)」。
このプロペラアクションシリーズ、モーターでプロペラを回せるようになってて、マイクロモーターや電池ケース、展示台等がセットになってます。
たぶん10年以上前に購入してたプラモですけど、ようやく作ります (-_-; デカール類はヒビ割れや大きな黄ばみも無く、大丈夫そうな雰囲気。パーツ精度はそんなに高くなさそうな感じかな。
展示台はスタンドタイプと壁掛けタイプの2種類選べるようになってます。
では、早速組立てていきます!
主翼は流し込み接着剤で接着して、合わせ目をカンナがけ&ペーパーで削ってキレイにしておきます。
機体右後ろに、機体を支えるアルミパイプを刺すための穴を開けます。
マイクロモーターをエンジンパーツに組み込みます。
エンジンカウルと機体との接着は、接着面積が非常に狭く、維持がないのでキレイな接着が難しそうな感じ (写真右)。
そこで、機体側にピンバイスで穴を開けて不要なランナーを差し込み、これにエポキシ接着剤で接着することにします。接着は機体塗装後にします。
機体と主翼のパーツ合わせ目に大きく隙間が出来てたので、ここはウェーブの黒い瞬間接着剤で埋めておきました。
伸ばしランナーの先端に接着剤を付けて盛りつけ、あふれた分を綿棒で拭き取り。乾燥後にヤスリ&ペーパーがけして、この部分にだけサフを吹いてます。
キャノピーの塗装はクレオスの「Mr.マスキングゾル 改」を塗り、乾燥後デザインナイフでカットしてマスキングし、エアブラシで塗装してます。
機体はクレオスMr.カラー「35 明灰白色1」をベースに塗装。
単調にならないよう最初に明灰白色にブラックを混ぜた色で、パネルライン中心に吹き付けていきます。その後、明灰白色にタンを多少混ぜた色で最初に塗った塗料を若干残す感じで塗装しました。
本塗装後、デカールの馴染みをよくするため、クレオスの「スーパークリアーⅢ」を薄く全体に吹き付けてます。
機体のキャノピー内部の塗装は、キャノピーの形に合わせてマスキングテープを貼り付け、その後エアブラシで塗装してます。
キャノピーの接着はエポキシ系接着剤で行いました。機体と接着する際にはみ出した接着剤は、タミヤのエナメル溶剤(X-20)を含ませた綿棒で拭き取っておくと、キレイに接着出来ます。
デカールには、念の為リキッドデカーるフィルムを塗っておきました。だいぶ古いキットだし、タミヤのデカールは結構千切れやすいですからね。
デカールは古いせいか、3~5分ぐらい水に浸けないと動くようにならなかったです (-_-;
エナメル塗料のレッドブラウンで機体にスミ入れします。凹モールドに塗料を行き渡らせたら、エナメル溶剤を含ませた綿棒ではみ出た部分を拭き取っていきます。
この後、クレオスの半艶クリアーを機体全体に薄く吹き付けて艶を整えてます。
アンテナ線を貼っていきます。まず垂直尾翼と、キャノピー後部から出ている支柱パーツを若干(1mm程)引っ張り気味にしてマスキングテープで固定します。
その後、サンラインの鮎釣り用金属線「METAL FLEX 0.08号」を瞬間接着剤で固定。垂直尾翼側はピンバイスで0.2mmの穴を開け、垂直尾翼内に多少金属線を埋め込む形で、強度を出してます。
瞬間接着剤が乾いたら、マスキングテープを剥がします。これでたるみ無くアンテナ線を張れました。
最後に、垂直尾翼付近にあるアンテナ線の取り付け金具のようなパーツを、ゼリー状瞬間接着剤で再現して機体色で着色して仕上げておきました。
展示ベース背面は、スタンド支柱が本来はもっと上側に接着するようになってるんですけど、それだと展示ベースが倒れすぎてイマイチなので、もう少し下側で止めてます。少しでも角度を起こして安定するよう、電池ケースも上側に配置してます。
それと、壁掛けでも飾れるよう支柱はマジックテープで固定するようにしてます。
これで完成です!
出来てみると結構良い雰囲気で、もうちょっと機体に筋彫りを追加したり、合わせ目修正時に消えた筋彫りも彫り直しておいた方が良かったかな (・へ・)
今回製作したキットはこちら。
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